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2008 03| |2008 05
4月1日(月)
ムジカノッサ・コンピのジャケ・ラフ
セレスト宮木さんに頼まれていたマイケル・フランシスのリイシューに際しての推薦コメントを、昼過ぎにメール送信。

夕方に近所のcafe nicoへ。店主の孝雄さんから、『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のジャケ・イラストのラフが出来上がったとの連絡があったので。

スタッフの方から受け取ると、これが素晴らしい出来映えで、カプチーノを飲みながらしばし想いを巡らせてしまいました。



そう、“Love Theme from Spartacus”収録のユセフ・ラティーフ『Eastern Sounds』。「ベージュにブルーで」とのお願いに、真っすぐ答えてくださいました。
nicoにて。
4月2日(水)
『公園通りの午後』、そして宇田川町の夜
カフェ・アプレミディを終え、先週末に発売となった『公園通りの午後』を持って「Bar Bossa」へ。
マスターの林さんに差し上げるつもりだったんですが、すでに橋本さんが置いていったとのこと。しばらく赤ワインをいただいていると、中島ノブユキさんがスタジオ帰りにいらっしゃったので、「よかったら、もらってやってください」と。

そのままラスト・オーダーまでカウンターでご一緒し、明け方にラーメンまで(しかもご馳走になってしまいました)。

片思いの人とちょっとだけ距離が縮まったような、嬉しい夜となりました。



アプレミディのホームページでのリコメン・コーナーを書籍化した『公園通りの午後』。「Bar Bossa」も中島さんも、度々登場(笑)。
4月3日(木)
カウエル企画書−『Gilles Peterson's WORLDWIDE SHOWCASE 2008
ムジカノッサ・コンピレイションの企画書を持って、溜池山王のビデオアーツさん(今回のケニー・ランキンのリイシューは、本当にグッジョブ!)へ。
スタンリー・カウエルのSteepleChase期の決定的な一枚となるムジカノッサ・ベストについての提案を。
担当していただいた村岡さん曰く、SteepleChaseはこういったコンピレイションに対してあまり積極的な姿勢のレーベルでないとのことで(その理由もまた、とても真っ当で理解できるものでした)、クリアしなければならないことがかなり多そう。
僕個人としては今回の一連の『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』において、カウエルの魅力を伝えることに対して勝手な使命感を覚えています。何としても実現させたいところです。

夜は恵比寿リキッド・ルームでの『Gilles Peterson's WORLDWIDE SHOWCASE 2008』へ。
エントランスでいきなり椎名林檎さんと遭遇。「こんばんは」とご挨拶(以前、ホセ・ジェイムズによるコルトレーン“Equinox”のカヴァーと、リリース前だったJ.A.Mとのコラボ曲“Jazzy Joint”を聴かせて差し上げたことがあったのです)。
ルーティン・レコーズ西崎さんにご用意していただいたのはなんとオール・エリア・パス。径さんのスタンバイに際して楽屋を覗かせていただくと、ジャイルスをはじめ凄いメンバーがそろい踏みで、目が回ってしまいました。松浦さんからは、「6月16日の月曜日にYellowでジャズ系のファイナル・パーティーをやるから、スケジュールを空けておいて」とのお話が。
ソイルの秋田くんにホセ・ジェイムズを紹介してもらってかたい握手を。とても丁寧な印象で、ステージでのJ.A.Mとのジョイントも絶好調。
パーティーを大満喫でした。



ホセ・ジェイムズのアルバム『The Dreamer』のアナログ盤と、今夜のイヴェントのオール・エリア・パス。
4月4日(金)
グランツー、ラスト2!
今回も田中さんの直前にばっちり盛り上げてチェンジ。そして「いつもは明け方にかけるんやけど、今日はカート・コバーン命日、みんなよろしく!」と、“Smells Like Teen Spirit”の四つ打ちヴァージョンでいきなりのピーク。

僕ももちろんニルヴァーナは通ってます。というか、代表的な曲は高校のときにバンドで大抵カヴァーしていた記憶があります。最近DVD化されたMTVのアンプラグドも、当時繰り返し視たものです。
言うまでもないのでしょうが、カート・コバーンは本当に偉大なアーティスト。

僕は、いつの日か原曲をプレイしようと思います。



ロック史において“事件”だった『Never Mind』。バンドではヴォーカル/ギターだった親友からの強い影響で、どっぷりはまりました。同時にUKロックの影響は、僕から彼に。
4月5日(土)
マンデイ満ちるさんライヴ
音楽的な共通項を見出せる女性ヴォーカルものを中心に選曲。普段はあまりクラブに来ることのないお客さんが多くみられる感じで、雰囲気を大切にプレイでした。

ライヴはと言うと、後半に思わず泣きそうになってしまいました。

次の機会があるならば、もっと密な形でご一緒させていただけますように。



『Double Groovement』から懐かしの“When I'm With You(DJ Krush Mix)“をかけると、フロアの一部から歓声が。10数年ぶりのプレイだったでしょうか。
4月6日(日)
3月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
TONINHO HORTA / MOONSTONE

長らく廃盤となっていたトニーニョ・オルタのヴァーヴ・フォーキャスト期の4タイトルが一挙再発。中でも僕のお薦めは89年リリースの『MOONSTONE』で、先日も“ETERNAL YOUTH”(原題“MANUEL, O AUDAZ”)のセルフ・カヴァーをカフェ・アプレミディでかけていると、「この曲は何ですか?」と、スピーカーそばのソファにいらした三人組の女性のお客様方から、少し興奮気味のチェックが。もちろん中島ノブユキさんの『パッサカイユ』ヴァージョンもプッシュしておきました。「すごい癒されますね」との感想をお持ちだったので、次回お越しの際には“サウダージ”という言葉を教えて差し上げようと思っています。

僕が手掛けたマイルストーン期のアジムスのコンピレイション『ムジカノッサ・アジムス』を気に入ってくださった方には伝わりやすいと思うのですが、あの時代特有の透明感と共に奏でられる“ブラジリアン・ミーツ・ジャズ”の世界が存分に楽しめる好盤となっています。
そしてグルーヴィーなガット・ギターの鳴りと生々しいヴォイシングに心奪われる“GERSHWIN”に、トニーニョのミュージシャンとしての個の魅力が凝縮されているのが心から堪らないのです。



凛々しい!
4月7日(月)
今日からUSEN for Cafe Apres-midi“Spring 2008”の放送がスタート!
今回は14時のカルトーラ、18時のスキャットもの、22時のクラシック、24時(ここはあえてフリー)というお決まりのジングル・タイム直後にケニー・ランキン国内初CD化記念特集。主要な曲は、だいたい網羅しておきましたよ。他のアーティストによるカヴァー・ヴァージョンなんかも大放出。

放送は
D/H-3ch
毎週月曜日(4/7、4/14、4/21、4/28、5/5、5/12、5/19)の14:00~26:00
毎週金曜日(4/11、4/18、4/25、5/2、5/9、5/16、5/23)の20:00~22:00
となっています。ぜひ聴いてください!



そしてこちらはファイスト『The Reminder』。20時にチョイスしたのはiPod nanoのCMタイアップ曲だった「ワン・トゥー・スリー・フォー(1234)」。「あれ?この曲なんだっけ?」と、街で会話が弾みますように。ちなみに続くのはReadymade FCの“The Only One”。そう、フィーチャリング・ヴォーカルは現在のMacBook Air(めちゃ薄い!)のCMタイアップ曲“New Soul”を歌うヤエル・ナイム。この流れ、くすりと笑ってやってください(笑)。
4月8日(火)
松浦さんからimpro 2@代官山 UNITへも出演依頼が!
ライヴはトゥー・バンクス・オブ・フォー!

5/9 Fri.
Toshio Matsuura presents
impro 2
[Host DJ]松浦俊夫
[Guest DJ's]沖野修也 (Kyoto Jazz Massive)・ラファエル・セバーグ (United Future Organization)・Wassupski (Jazzy Sport)・小川充(Dance Music Record)・DJ Nishiyama(夜ジャズ)・Keisuke Matsuoka (Dance Music Record)・中村智昭 (MUSICAANOSSA)
[Live]Two Banks of Four (Red Egyptian / UK )
[at]代官山 UNIT
[start] 23:00
[info]03.5459.8630



先日のimpro@YELLOWで配布された仮フライヤーです。この時点ではまだ出演者のクレジットはありませんでした。正規フライヤーも到着次第、またあらためて。
4月9日(水)
“Good For Us”
Noa Noaへのお互いのサポートを通じて知り合ったドラマー、田中ユウジくんがカフェ・アプレミディに初来店。

常に笑顔でプレイする彼のスタイルに、チャーベさんのパーカッション姿を重ねてしまうのは、僕だけではないと思います。

昨年のNOA NOAアルバム・リリース・パーティー@湘南 片瀬江ノ島海岸でかけたマット・デイトン(元マザー・アースのヴォーカリスト)の“Good For Us”をとても気に入ってくれていたみたいで、今日も「あの曲最高でしたね」なんて会話を。

CDのアルバム、まだ買えるのかな?できればプレゼントしてあげたいのだけれど。



Acid Jazzのサブ・レーベルであるFocus最初のLP、マット・デイトンの1st『Villager』。ヒューマンな名曲ばかりの素晴らしすぎる一枚。
自主でリリースされた2nd(かなりプレス数が少なかったと聞いています)も、同ラインの推薦盤。
4月10日(木)
4月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
V.A. / SPIRITUAL JAZZ

屈指のリイシュー・レーベルであるUKのJAZZMANが満を持して送り出すコンピレイション、その名もズバリ『SPIRITUAL JAZZ』。

全12曲、その全てが60年代後半から70年代後半までにアメリカの一部ローカルのみで僅かに流通した超レア音源のみで構成され、他のコンピレイションなどでも決して耳にしたことのない名演が目白押し。

イランの楽器であるサン・トゥールの音色が独特の世界を描くロイド・ミラーの高速ワルツ“GOL-E GANDOM”、モーリス・ウィルソン&ビウ・ベイリーの双頭クインテットによるディープ・ワルツ“PAUL'S ARK”、サラ・ラガブ&カイロ・ジャズ・バンドのイントロがヒップなエスノ・ファンク“NOMUSA”。そして個人的に一番プッシュしたいのが、ヘイスティング・ストリート・ジャズ・エクスペリエンスの“JA MIL”。TRIBEの創設者のひとりであるフィル・ラネリンも参加で、素晴らしく牧歌的なコーラスがまさに“スピリチュアル”。デトロイト・ジャズ・シーンの知られざる奇跡的な一曲であることを断言。

ビルド・アン・アークにトゥー・バンクス・オブ・フォー、レーベルならストラタ・イーストやブラック・ジャズを心から愛する貴方に、自信を持ってお薦めする一枚です。



アフロなジャケも雰囲気。
4月11日(金)
どの音を聴かせたいか
CALMの「Bound for Everywhere」@青山LOOPへ。

明日のメロウ・ビーツ・イベントでのゲストをお願いしていることもあって、今夜は橋本さん&吉本宏さんもご一緒。

「どの音を聴かせたいかが明確だよね」と、CALMのプレイに橋本さんも大満足のご様子。

自分のパーティーでもないのに、なんだか誇らしい気分になってしまいました(笑)。



ブース後方から。背中には『HEROES MUSIC』の文字。
4月12日(土)
曲の構成
新宿OTOでの「Free Soul Underground feat. Mellow Beats」。

棚から久しぶりに引っぱり出したチャプター&ザ・ヴァースの“Columbus(Montezuma Jazz Mix)”を、メロウ・ビーツ・コンピの最新作に収録されたEmbee feat. Jose Gonzalesの“Send Someone Away”と並びで選曲すると、「良いタイミングだった。確かに曲の構成が似てる」と橋本さんが。

いつも通り、とっさの思いつきだったんですが、ね。

ゲストのCALMのプレイは、どこまでも温かく。今夜遊びに来てくれたお客さんの満足度は、高かったんじゃないかな。



ここ数年はまったく見かけなくなってしまった、チャプター&ザ・ヴァースの“Columbus”12インチ。“Montezuma Jazz Mix”の深く沈み込むベース・ラインと子供のコーラスは、とても印象的。
4月13日(日)
“場”となる“お店”
写真で愛息子を抱えるのは、カフェ・アプレミディの元スタッフでヴォーカリストでもある瑠璃ちゃんと、やはり元スタッフの美加ちゃん。左は4Fでの勤務を終えて上がってきたNoa NoaのBenさん(パパじゃないですよ)。

J.A.M(Piano Trio from SOIL & "PIMP" SESSIONS) との共催だった「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」では大変お世話になった、六本木 ALFIEの店長である北井さん、青山FAIで平日に行われているパーティー「PRIMO」の若手の男の子(っていまだに“若手”と呼ばれる僕が言うのもなんですが…)に、古くからの常連さんで、ライナーノーツなどを執筆する際に英文資料の翻訳をお願いしている才女マユさんと、昨日今日、知り合い・友人の来店が続いた週末。

こうした“場”となる“お店”って、あらためていいなぁと思いました。



あまりにも元気いっぱいで動き回るもんだから、自然光での撮影は諦めて、お店で初めてフラッシュをたきました。きっと音楽好きの子に育つんでしょうね。
4月14日(月)
4月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
AARON JEROME / TIME TO REARRANGE

今秋のリリースをめざして水面下で企画が進行中の『MUSICAANOSSA JAZZ LOUNGE』。ユニバーサル編に続いて発売が決定したのはファイルレコード編で、使用許可が下りるならば、この『TIME TO REARRANGE』に収録されたテリー・キャリアー“DANCING GIRL”のカヴァーがある種のフラッグになるような内容にと考えています。
昨年12インチを手にして以来、何かに取り憑かれたようにそのつどプレイ・リストに加えてきた訳なんですが、どうやら僕がDJとして持っている世界観の最深部をダンスフロアで表現する際に許されるぎりぎりのラインが、この曲にあたるということのようなのです。神秘的に鳴るアコースティック・ギターのアルペジオ、ZERO 7とのコラボでも知られるMOZEZによるキャリアー激似の慈悲さえ感じられるヴォーカル、4ヒーローも真っ青なストリングス・アレンジと鮮やかなビート・チェンジ。それはオリジナルの魅力を現代に伝えるとても“イエス!”なアレンジなのです。
そしてさらには孤高の名盤『WHAT COLOR IS LOVE』のイントロである原曲とも、ぜひ聴き比べていただきたいのです。

“Reason”もクール!
4月15日(火)
魂(ソウル)のゆくえ
19年前に出版されたピーター・バラカンさんによる初めての著書『魂のゆくえ』が、ついに復刊されました。古いレコードとの付き合い方もそうなのですが、僕は割と探しものを自然な出会いに身を任せて来たタイプなので、ずっと欲しい本であったにもかかわらずいまだ未読。これは!と思い、先ほど迷わず購入。

序章「はじめに――ぼくにとってのソウル・ミュージック」では、“ブリティッシュ・ロックのバラカン”と世間にイメージされている風潮に対して、「むしろ“ブラックのバラカン”の方が正確かもしれません」と説き、「もちろんぼくはどのジャンルの音楽の専門家でもなくて、強いて言うなら“良い音楽の専門家”になりたいけれど、自分以外にそれを良いものと認めてくれる人が何人いるか保証できるおのではないし……」という部分に、「何のDJなの?」という質問に対して、「良い曲を、ジャンルに関係なく色々かけているんですが……」といまだ頑なに答えている僕自身とを、恐れ多くも重ね合わせてしまいました。

つまり僕も強いて言うなら、“良い音楽のDJ”になりたい、ということなのです。



89年の出版後にリリースされたソウル・ミュージック――「ネオ・ソウル」という項も新たに書き加えられています。
ジョン・レジェンド、ジル・スコット、ディアンジェロ、インディア・アリー、エリカ・バドゥー、エイミー・ワインハウス、フージーズ、アレステッド・ディヴェロップメントらが当然の如くエントリー。
4月16日(水)
ファイル・レコード編候補
『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のファイル・レコード編についての打ち合わせをカフェ・アプレミディで担当のヤスさんと。

取り急ぎ、希望収録候補曲をリスト・アップ。

できるだけの許可が下りてくれることを願うばかり。



ビューティー・ルームの名曲“The Weight of The World”もエントリー。
4月17日(木)
コロムビア・レディメイドのホームページ用に執筆
お誂え向きのアップライト・ピアノ/中村智昭

『ぼくは散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム 1993-2008』は、もう読まれただろうか。

その中に、ぼくの実家である自家焙煎喫茶「中村屋」が登場する。

「店内の暗い灯りに目が慣れるまでいつも戸惑うけれども、やがてその素晴らしいインテリアに驚く。たぶん戦災後まもなくオープンして以来そのままの内装は、いつかヴィデオクリップの撮影に使おうと決めているほどフォトジェニック。お誂え向きにアップライト・ピアノまであるのだ」と。
実はこの「中村屋」は、もう存在しない。ぼくが上京してちょうど二年が経ったころのある日、原因不明の火災によって燃えてしまった。

原子爆弾が投下された翌年に祖父が始めた「中村屋」は、三姉妹の長女であるぼくの母と結婚することで婿養子となった父が継いだ。若いころから音楽――特にジャズを愛した父は、広島交響楽団のメンバーや地元のジャズメンを招いて月に一度の定期演奏会を催していた。もの心ついたころは二階の「おどり場」で静かに眠っていた記憶があるあのアップライト・ピアノは、店の一番奥に設けられたステージに移され、活躍の場を与えられることとなった。そうして開催200回を記念する演奏会をジャズのビッグ・バンドで実現させた直後、火災は起こってしまった。

今現在の「中村屋」は、焼け残った不揃いのレンガ造りの壁と二つの大きなシャンデリアを残し、当時の雰囲気をできるだけ再現した上であらたに建てられたものだ。そして、難を逃れたものはあと二つ。たしか祖父が“Lucky1号”と呼んでいた、Lucky社の極めて初期のモデルと思われる直火式の古い焙煎機と、母以外の者が扱おうとすると機嫌を損ねてしまう舶来物のレジスター。

そう、ヴィデオクリップの撮影に際して「お誂え向き」だったはずのアップライト・ピアノは、残念ながらもうないのだ。

いつの日か小西さんにまた「ヴィデオクリップの撮影に使いたい」と思ってもらえるほどにフォトジェニックな店となるには、あと30年くらいの年月が必要なのかもしれない。そして今は、小さなステージに不似合いなほど大きなグランド・ピアノが置かれている。
やはり、月にたった一度の演奏会のために。



実家の屋根裏倉庫で眠っていたところを高校生の僕に発見され、以来生活を共にしている我が家のランプ。元々のシェードはボロボロだったので、横に転がっていた別のものを組み合わせました。この子は一緒に上京することで、難を逃れました。

そしてカフェ・アプレミディのフロア・ランプのボディがウッドであることも(というか店全体がウッディーであることも)、シェイドの色がやわらかなオレンジであることも、多分に「中村屋」の影響から来たものなのです。
4月18日(金)
いくつかの仕事をこなした一日
オープン前に取材用店内カットとメニューを数枚撮影。一眼レフをうっかり忘れ、ちょっぴり残念。最近はこういった撮影を店側に任せるスタイルの取材も増えてますね。

昼過ぎに合間をみて、昨夜書いたコロムビア・レディメイド原稿についてのやり取りを担当の松本さんと。アップは4月23日の予定とのこと。

日も替わったところでカフェ・アプレミディ勤務を終え、外苑前のカフェ「オフィス」へ。
インパートメント稲葉さんに、トゥモローランド創立30周年コンピの収録候補を30曲提出。基本的に非メジャー(レーベル)音源で、さらにタイトル“Love”縛りに悪戦苦闘でしたが、なんとか濃いめを用意できたかと。もちろん“Feel Like Makin' Love”とか、“He Loves You”とか(笑)。
Noa Noaの“One Summer Love(Love The Sunshine Mix)”も推しておきました。



DJブースの撮影に際しては、意識的に解り易いジャケのものを用意するようにしています。
今回はジョアンを。昔はやはりカルトーラとか、でしたね。
4月19日(土)
落ちて行くBPM
オルガンバーでの「ルーティン・ジャズ」。

「BPMが落ちて行くのにフロアをキープ、むしろ、上がって行くところが良かった」とは径さんからのお褒めの言葉。

流れを受けてのラテンからブレイク・ビーツ→ファンク→ヒップホップ→ジャズと展開し、思いつきがなかなか冴えていた夜。

自分的に上がる曲を夢中で選んでいたら、どんどん遅いBPMにシフトして行っただけだったんですが(笑)。

トップ賞を獲得でした。



DJ CAM カルテットの『Rebirth of Cool』。エリックB&ラキム“Don't Sweat The Technique”な“New York New York”を、エリック・レニー二・トリオの新譜と並びで選曲。フロアは沸いておりました。

90年代のDJ CAMワークスを知るものとしては若干スムース過ぎる作品のような気もしますが、今回の洗練されたサウンドもまた、新しいファンを多く獲得するに至るはず。
4月20日(日)
インプロ2のフライヤー到着!
5/9 Fri.

Toshio Matsuura presents
impro 2

[Host DJ]松浦俊夫

[Guest DJ's]沖野修也 (Kyoto Jazz Massive)・ラファエル・セバーグ (United Future Organization)・Wassupski (Jazzy Sport)・小川充(Dance Music Record)・DJ Nishiyama(夜ジャズ)・Keisuke Matsuoka (Dance Music Record)・中村智昭 (MUSICAANOSSA)

[Live]Two Banks of Four (Red Egyptian / UK )

[at]代官山 UNIT
[start] 23:00
[info]03.5459.8630



ライヴのトゥー・バンクス・オブ・フォーな、スペイシー&コズミックなデザイン。
彼らのことを詳しくご存知ない方は、2008年1月30日の日記のチェックをぜひ。
4月21日(月)
ターンテーブルの上で
器用に眠っております。

この直後にうっかりレコードを乗せようものなら、盤が毛だらけに(笑)。
4月22日(火)
久方ぶりの乃木坂下車。
『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』の企画書を持って、赤坂のP-VINEレコーズさんへ。担当していただいたのはもちろん塚本さん。
カタリスト、ブラック・ジャズ、ストラタ・イーストといったレーベルのリイシューやトゥー・バンクス・オブ・フォーなどの大好きなアーティストの国内リリース、そしてメロウ・ビーツ・シリーズも全て塚本さんワークス。

例えばDJとしての松浦さん、バンドマンとしての山下さん、編集者としての橋本さん、カフェ・マンとしての堀内さんが僕にとってそうであるように、A&Rとしての塚本さんは、心から尊敬する存在。

もし今回の企画が通らなかったとしても、その気持ちだけは伝わってほしいのです。真っすぐに言葉にしたつもりではあるのですが。

夜は新宿OTOで「テルサ」。驚きのフィメイル・ラップとブレイク・ビーツが強力なトニーニョ・オルタの“Tecno Burger”、自分的にはばっちりはまった感がありました。



雲ひとつない晴天、春満開に心躍るかな。乃木坂駅からP-VINEさんへの暖かな道のりは、とても気持ちよかったです。
4月23日(水)
マイ・フェイヴァリット・シングス
DMR小川さんから7月リリースのリイシュー企画でのライナーノーツ執筆依頼が!

プレステッジとリヴァーサイドの名盤リスト10枚の中から、好みのものを「挙手で」とのこと。

“My Favorite Things”を収録のマーク・マーフィー『Rah』はどうしても書きたかった(というかマーク・マーフィーについて書きたかった)のですが、スケジュールの調整など諸々の事情で今回は断念せざるを得ない状況……。

またいつか機会が訪れるますように。



“My Favorite Things”は『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のユニバーサル編にも収録予定。若き日のマーク・マーフィーによる傑作『Rah』。
4月24日(木)
5月23日(金)の同夜開催!
5/23 Fri.
The Salon-Salon de Croix-
「アプレミディ・ライブラリー」スターティング・パーティー
CLASSICO×Sweet Surprise

[DJ's]
橋本 徹(SUBURBIA)・青野賢一(BEAMS RECORDS)・野村拓史(usen for Cafe Apres-midi)・吉本 宏(usen for Cafe Apres-midi)・AKO・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)

[Live]ロビン・デュプイ(チェロ)+サワコ・フジタ(ピアノ)+フレデリック・ヴィエノ (DJ)+ダイスケ・ヤマダ (VJ)・NOA NOA・ヒロチカーノ(La Bossa)

[at] 六本木ヒルズ Mado Lounge
[info]03.3470.0052
※20:00よりの開催です。


5/23 Fri.
Jazz Room

[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・黒田マナブ (Gang Stage)・大橋 直樹 (Ultra Master)・SHIRO (Facing Facts)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・中島 健吾

[Live]The Fascinations・SNATCH

[at]南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。



まずはリニューアルしたマド・ラウンジへ。0時を回ってからはfaiへ移動予定です。
4月25日(金)
本日DMRで購入した7インチ
Kylie Auldistの“Community Service Announcement”。
せつないメロディーがたまらないフィメイル・ヴォーカル物のノーザン・ダンサーで、間奏のトランペットも超泣けます。ホント良い曲。



レーベルはTru Thoughts。様々なヴェクトルに絶好調ですね。
4月26日(土)
5月の最終火曜日は
テルサ2周年記念スペシャル:クルミン・リリース・パーティー!

5/27 Tue.

[DJ's]
堀内 隆志(cafe vivement dimanche)
伏黒 新二(Musica LocoMundo)
大島 忠智(balanca nova discos)
中村 智昭 (MUSICAANOSSA)
高橋 稔
[Guest DJ]
haraguchic(communication)
[at] 新宿 OTO
[info]03.5723.8264



今回のデザインは健太郎くんが担当。とてもスピーディーに仕上げてくれました。
サンクス!
4月27日(日)
1Fの塩谷さん
お世話になっているタワーレコード渋谷店のスタッフ塩谷さんが、奥様と一緒にカフェ・アプレミディに。
いつもと逆の立場でなんだか不思議な感じ。とても久しぶりだったそうで、僕にとってはとても嬉しいご来店でした。音楽的にも、お店でのやわらかい対応にも、強く共感が持てる方。またお待ちしております。



1F奥の試聴コーナーでは、いつもかなり買っています。買い逃していたものでクオリティの高い作品が、企画に合わせてひょっこり置いてあったりで。
こちらは最近購入させていただいたイェンス・レークマン(昨年リリースのアルバムは、FREDO松野くんのマンスリー・リコメンでしたね)の2003年から2004年にかけての作品集『Oh You're So Silent Jens』。
4月28日(月)
偶然、または必然?
親友・中村心之くんが今日プレゼントしてくれたのはメル・トーメの『That's All』。「“Haven't We Met”は、USENで」なんて話していると、そのUSENから聴こえてきたのはケニー・ランキン本人によるライヴ・ヴァージョンの“Haven't We Met”。
月曜日なので、選曲はもちろんわたくし。「オレ、ナイス!」な瞬間でした(笑)。

色んな場所で、こんな偶然が起こってくれたらと思います。



コール・ポーターの“I've Got You Under My Skin”、ジョアン・ジルベルトの“Ho-Ba-La-La”あたりもいけます。
4月29日(火)
タイトルに偽りなし
カフェ・アプレミディを終え、久しぶりに恵比寿「Bar Track」へ。

ブッカーTの“Jamaica Song”が、じわりと沁みました。



タイトルに偽りなしの名盤『Evergreen』。
4月30日(水)
「バウンス」らしいバランス
タワーレコードのフリーマガジン「bounce」5月号の特集は“CRUZIN DOWN THE BRISTOL”と銘打ったブリストル特集!
特に2000年以降の盤で未聴のものが、まだまだありました。
昔みたいに、もう一冊もらいに行かなきゃ(笑)。



マライア・キャリーの横に“CRUZIN DOWN THE BRISTOL”の文字。
ちなみに邦楽サイドは曽我部さんバンドの上に“CRUZIN DOWN THE BRISTOL”。
どちらのバランスも「バウンス」らしくて好き。

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