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2008 07| |2008 09
8月2日(土)
7月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
PAUL BRYAN / LISTEN OF PAUL BRYAN

アコースティック・ギターの乾いた音色、心の琴線にそっと触れるストリングス、そしてその優しさが滲み出るハイトーンのヴォーカル。フリー・ソウル〜シンガー・ソングライター・ファン感涙、73年の知られざる傑作がリイシュー。

1曲目“LISTEN”でそのやわらかな世界観にいきなり引き込まれ(間奏の口笛も最高!)、ジャザノヴァ率いるソナー・コレクティヴが発掘というのにも納得の“LIKE A RAINY NIGHT”では、“30年早かったシーフ”というコピーが脳裏をよぎります。アルペジオが白昼夢に誘う“THAIS”、エレピがパーカッションと共に跳ねる“FEEL LIKE I FEEL”、イントロのメロディーも印象的な“WINDOW”など、本当にいっさいの捨て曲がないことに驚くばかり。

例えば、セヴリン・ブラウンの“STAY”の心地よさを知る方には、何としても一度耳にしていただきたい一枚。そして真夏のカフェ・アプレミディでヘヴィー・ローテイション中の太鼓盤です!



ジャケ左下には猫が丸くなってます。彼とはそんな話しも合いそう(笑)。
8月4日(月)
7月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
STANLEY COWELL / WE THREE
“SIENNA:WELCOME MY DARLING”。自身作曲によるロマンティックなメロディー・ラインと一聴してそれとわかるタッチ、さらには風のようにドライヴするリズム隊。この曲は、あまりにも完璧なのです。それはもう何年もの間DJ時に繰り返しプレイし続けてきた、“ムジカノッサのテーマ”のような存在。

ある夜は松浦俊夫さんが、別の夜にはラファエル・セバーグさんが「これは誰?」と笑顔でブースに来てくれたことを考えると、リリースされた87年からの長い間、もしかすると一部のファンのみが知る貴重な一枚だったのかもしれません(僕はこのアルバムの存在を、カフェ・アプレミディのオープニング・スタッフで現在はBar Blen blen blenの店主である宿口豪くんに教えてもらいました)。

そんな希有なこの曲を、『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のインパートメント編の主役としてリストアップしたのは数か月前のこと。もしかしたら発売元のDIWさんがそのオファーを受けてくれたことで今回のリプレスに繋がったのかも、なんて淡いおもいを巡らせると、音楽、そしてスタンリー・カウエルの熱烈なファンである僕にとって、これ以上のよろこびはありません。
折しもそれは、この秋に世界初CD化となるスタンリー・カウエルの78年作『NEW WORLD』のライナーノーツの執筆真っ最中の出来事でした。

そんなサプライズもモティヴェイションにつなげてようやく原稿を書き終えた今日、このアルバムをお店で聴きながら、また頭の中は何かの熱病にでも侵されたように彼への想いでいっぱいとなっています。
ちなみに“SIENNA:WELCOME MY DARLING”のメロウな初演は77年の『WAITING FOR THE MOMENT』に収録で、こちらのヴァー ジョンは10月1日に2枚同時での発売が決定した『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のユニバーサル編に選出となりました。ぜひ聴き比べていただければと願うばかりです。



LPとCDが混在した微妙な時期の作品。豪くんのはレコードでしたよ。
8月22日(木)
8月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
V.A./BROWNSWOOD BUBBLERS THREE

ジャイルス・ピーターソン選曲による信頼のコンピレイション・シリーズ『BROWNSWOOD BUBBLERS』の第3弾が到着。

レア・グルーヴ〜スカイ・ハイ・プロダクション・ファン歓喜のボビー・ハンフリー“PLEASE SET ME AT EASE”を下敷きにしたDJ DAYによる“A PLACE TO GO”や、妖艶で宇宙的な空間の広がりをみせるSTACY EPPSの“FLOATIN”、メロウなジャジー・トラックに知的なピアノとヴォーカルが絡むROZZI DAIMEによる“MORNING LIGHT”に、ストリングスとホーンが壮大な物語の始まりを予感させるYAWのブルージー・スピリチュアルな“WHERE WOULD YOU BE”、そしてラストはKENNETH BAGERの“FRAGMENT ZERO...AND I KEPT DUBBIN (ALBUM VERSION)”と、当然の如くクオリティーの高い楽曲がずらり。

中でも個人的に最もプッシュしたいのは、ヴォーカルが切なく胸を締めつけるJUKESの“SOMETHING IMPORTANT”。フォーキーかつレイジーなサウンドには、どこかノスタルジックな空気が漂います。やはりホセ・ジェイムスに続く、レーベルの次なる動きが気になるところですね。

そしてお知らせというかご報告なのですが、来たる9月20日の土曜日についに長年の夢が叶うこととなりました。渋谷・WOMBで行われる松浦俊夫さんプレゼンツの「impro 4」で、スペシャル・ゲストはなんとジャイルス・ピーターソン! まさか、本当に同じDJブースに立てる日が来るとは……。このコンピレイションを聴きながら、これまでと、これからへのいろいろな想いが交錯する夏を過ごしております。

先日マスタリンングを終えたコンピレイション『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のユニバーサル編を直接渡すことができそうなこともまた、心から嬉しくて。



もちろん、1弾と2弾もお薦めです!
8月23日(金)
8月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
THE BAMBOOS / LISTEN! HEAR!! LIVE!!!

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのTRU THOUGHTS RECORDINGS。ノスタルジア77やクァンティックら精鋭ぞろいの顔ぶれの中、最も熱を帯びた存在と目されるのがオーストラリアのファンク・バンドであるこのバンブーズ。本作では地元メルボルンのメトロシアターにて行われたライヴの盛り上がりを見事にパッケージ。

腰にくる怒濤のグルーヴを生み出すリズム隊とパワフルなホーン・セクション、そしてうねりをあげるハモンド・オルガン。中盤にヴォーカルのKYLIE AULDISTが登場してからはさらにポップ度もアップ。『RAWVILLE』収録のオリジナルであるバーバラ・アックリン“AM I THE SAME GIRL”ライクな“I DON'T WANNA STOP”もよりフロア・スマイリーに披露。

ハイライトは何と言ってもアリス・クラーク“NEVER DID I STOP LOVING YOU”のストレイトなカヴァーで、DJですでに何度かプレイしたんですが、これは本当に盛り上がります。まるで会場の熱気がそのまま伝染するかのごとく。そしてさらにダメ押しとなるラストのウィンストンズのカヴァー“AMEN BROTHER”で昇天です。

ちなみに数か月前にリリースされていたヴォーカルのKYLIE AULDIST名義の7インチに収録の“COMMUNITY SERVICE ANNOUNCEMENT”も、プロデュースはバンブーズのリーダーであるLANCE FERGUSONで、切ない60'sノーザン・ダンサー風のグッド・チューンでしたよ。この手のサウンドがお好きな方は、そちらのチェックもぜひお勧めいたします。



何気に限定盤らしいですよ!
8月24日(土)
Cafe Apres-midi File Release Party!
カフェ・アプレミディでの久しぶりのイヴェント。
内容の非常に濃いパーティーに!



カウンターにて。左から橋本さん、福富さん、CHARI CHARIの井上薫さん、そしてオルガンバーから遊びに来てくれたスモール・サークル・オブ・フレンズの東さん。豪華なミーティングでした!
8月25日(日)
テルサ in 逗子
逗子海岸海の家“ピレキーニョ”での「テルサ」。
僕にとって今年の夏初めての“夏らしい一日”となる予定が、あいにくの大雨で残念。そんな天候にもかかわらず足を運んでくれた熱心なお客さんのおかげで、楽しいイヴェントとなりました。

さすがの地元人気は堀内さん。けど僕も印象は残して来たかと。サウジ・サウダージの中原仁さんへのバトンも新鮮でした。



終わり際にチン・マイアを熱唱するブレンの豪くん。今日もおいしい所は持って行きました(笑)。後ろは堀内さん。

そして今週金曜日にはまた海の家で。あっという間に夏も終わりですね。

8/29 Fri.
NOA NOA presents LOVE THE SUNSHINE vol.3
[Live] NOA NOA
[DJ]中村智昭(MUSICAANOSSA)
[at] 湘南 / 江ノ島 Eau Cafe
[start]14:00
8月26日(月)
お久しぶりです!
昨夜から早朝にかけていくつかの作業を終え、ユニバーサル編『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』のライナーノーツの編集作業がついに一段落。

カフェ・アプレミディから帰宅後、大変にお久しぶりのダイアリー整理をこうしてようやく。

7月の後半から今日まで、アップしたい出来ごとや写真はもちろんスタンバイさせていたんですが(ニコラ・コンテ氏とのimpro 3@マド・ラウンジや、ソイルの社長&オレペコ一馬くんとの対談などなど)、取り急ぎマンスリー・リコメンドと先週末のご報告だけでもと思いまして。

バタバタはここからさらに当分な感じですが、諸々懸命に頑張りますので、引き続きよろしくおつき合いくださいませ!



こちらはコンピ2枚目用のジャケ・イラストです。やはりnicoの孝雄さん作で、テリー・キャリアーの『What Color Is Love』。この報告も、随分と遅れてしまいましたね。
8月27日(水)
コンピレイション・ジャケ一枚目
“SPARTACUS”の文字はブルーに。



印刷業者さんでの原画取り込み前のものに文字を乗せたラフなので、実際の色合いよりもちょっと暗めですが。
8月28日(木)
コンピレイション・ジャケ二枚目
“SPARTACUS”の文字はオレンジに。



やはりこちらもちょっと暗め。イメージとしては、もっと黄金色に近いでしょうか。
8月29日(金)
Love The Sunshine vol.3
湘南は片瀬江ノ島「Eau Cafe」でのNoa Noaライヴ・イヴェントにてDJ。

予報では雨の確率が高かったんですが、イヴェント中はミラクルに快晴。

今年最初で最後の夏を満喫で、遠路遥々タワーレコード札幌店のジャズ・バイヤーである小原さんもお越しいただき、恐縮ながらも嬉しい限りでした。2枚のコンピレイションの音源をお渡しして、心からのお願いを。



Noa NoaのリーダーBENさんの愛娘、ナナちゃんをこっそり後ろから。その名前は、ブラジルの水の神様“ナナン”に由来とのこと。ジョアン・ジルベルトの曲のタイトルにもありますね。
8月30日(土)
OTOの13周年記念パーティー開催!
9/14 Sun. (祝前日)
OTO 13th Anniversary
[DJ's]
クボタタケシ
須永辰緒
松浦俊夫
はせはじむ
神谷直明(a.k.a. BOOT BEAT)
風祭堅太
城内宏信
菊川悠一(横濱ジャズ研)
森本祐爾
畑川司
米山雄治
中村智昭(MUSICAANOSSA)
[Live]
Small Circle of Friends
土屋浩美
[at] 新宿 OTO
[info]03.5723.8264



前日の土曜日も小西さんや伊藤陽一郎さん、スカパラの谷中さんと豪華メンツ!

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