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2008 09| |2008 11
10月1日(水)
ついに発売!
タワー・レコード渋谷店さんでは、コーナーまで作っていただいて...。
涙が出そうでした。



手書きポップにはこんなリコメン文が!ありがとうございます!

“JAZZワルツ「SPARTACUS」に象徴される、解き放たれた心に響き、伝わってくる選曲と流れが感動的ですらあります。こんなメロディを口ずさみながら人生を歩んでゆける、この幸せ!”
10月4日(土)
Jazz Supreme
先日、「Jazz Supreme」のディスク・ガイド本のために、僕の考える「至上のジャズ」レコード10枚を選ばせていただきました。リスナーとして音楽を聴き続けてきた10数年の記憶を辿ることで浮かぶ思いを文章化する作業というのは、楽しくも苦しいもので、ユーモアのセンスに乏しいーーつまりは自分自身を客観視できるクレバーさが欠落していることを毎度の如く嘆きつつ、なんとか書き終えることができました。

あなたにとっての「至上のジャズ」、または「至上の音楽」とは何でしょうか?それを少しだけシリアスに考えてみることで、見えてくるものもあるのかも知れませんね。
ちなみに今回の選盤は、やはり普段繰り返し聴いているものが中心となってしまいました。珍しいレコードはいっさい入っていませんが、何かしら伝わることがあれば幸いです。

そしてごく短いものなのですが、イントロとしての総評コメントをここに転載させていただきます。この認識は、コンピレイション『Jazz Supreme』の世界にも、多分に共通するものがあると思うからです。


ソウルとブルースが、技術的な高みと共に霊的なものへと昇華される――僕にとっての「至上のジャズ」とは、そんな“魂の音楽”たち。あなたの心にも、永遠に響きますように。



橋本さん選曲のコンピレイションCDはすでに発売中で、ディスク・ガイド本は10月17日に!
10月5日(日)
9月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
YUSEF LATEEF / EASTERN SOUNDS
GARY BARTZ NTU TROOP / I'VE KNOWN RIVERS AND OTHER BODIES
STANLEY COWELL / NEW WORLD

ついに発売となりました『ムジカノッサ_スパルタカス・ジャズ・ラウンジ』、秋の夜長のおともにと願うばかりです。
さて、時をほぼ同じくして、小川充さん監修による「JAZZ NEXT STANDARD」(僕もライターとして参加させていただいたディスクガイドは、1万部を超えるヒットとなったそうです)のスピリチュアル・ジャズ編として、今回のムジカノッサ・コンピレイションにもピックアップすることとなった名盤/名曲が紙ジャケでリイシューとなったので、併せてリコメンドをさせていただきます。

以下は、ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」(アプレミディ・ライブラリー)の掲載原稿です。こうしたものを20テーマの200枚分と、SOIL&"PIMP"SESSIONSの社長、orange pekoeの藤本一馬くん、DMRの廣瀬大輔くんをゲストに迎えた対談ページ、そして過去に書いたライナーノーツ数点をまとめた内容となっています。リリースの際にはこちらもぜひ!

Yusef Lateef / Eastern Sounds (Moodsville/1961)
永遠に続く、愛の調べ。「Love Theme from "Spartacus"」が持つ神秘の音色は、時代と世代、そして国境を越えて、僕たちの心に響く。マルチ・リード奏者であるユセフ・ラティーフの持つ東洋思想と、アレックス・ノースのペンによるメロディー・ラインが、奇跡的な融和をみせる。それは自分の中にしか存在しないであろう答えを探す、決して終わることのない旅へのチケット。

Gary Bartz / I've Known Rivers And Other Bodies (Prestige/1973)
73年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音盤。愛をブロウするサックス奏者は世紀の名曲「I've Known Rivers」で、なんとも味わい深いヴォーカルを披露する。時は流れて96年、コートニー・パインによる「I've Known Rivers」のカヴァーに4ヒーローが手を施し、2004年には「Peace And Love」をビルド・アン・アークが感動的にリサイクル。そのマインドは、いつの時代にも受け継がれる。

Stanley Cowell / New World (Galaxy/1981)
30年前、すでにある地点にまで到達していたクロスオーヴァー・ミュージックの完成形。慈愛に満ちたイントロに導かれる「Come Sunday」と、よりグルーヴィーに再演される「I'm Tryin' To Find A Way」。その先進性を鮮やかに指摘してみせたのは、ビルド・アン・アークを世に送り出したキンドレッド・スピリッツの手によるコンピレイション『FREE SPIRITS VOL.1』。シーンとは常に、このようにあるべきだ。



先日、スタンリー・カウエルの『New World 』を購入したというSOIL&"PIMP"SESSIONSのみどりんから「ライナーノーツ読んでるよ。最初の一行で誰が書いてるのかわかった(笑)」と、恥ずかしメールが来ました(笑)。
10月6日(月)
9月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
KENNY RANKIN / A CHRISTMAS ALBUM

こんなに至福な“JINGLE BELLS”が、ほかにあるでしょうか。本人のウェブサイトでしか売られていなかったケニー・ランキン唯一のクリスマス・アルバムがついに待望の日本初CD化!

あのハートウォームなヴォーカルで歌われるお馴染みのメロディーたち。もちろんアレンジもジャジーでアコースティックな、僕たちの大好きなランキン・スタイル。「usen for Cafe Apres-midi」毎年恒例のクリスマス選曲などで耳にして、お探しの方も多かったのではないでしょうか? 思わず大切な友人や恋人へも贈りたくなる、一生もののエヴァーグリーンな作品です。

“LITTLE DRUMMER BOY”のまろやかなスキャットを聴きながら、今年は周りより一足お先に気分が高鳴っております。カフェ・アプレミディでかけられる季節が、本当に待ち遠しいですね。



ジャケのイラストも良い感じです。
10月7日(火)
CALMからの電話
CALMこと深川さんから、電話をいただきました。

「コンピ、良かったよ。ホームページで取り上げたいから、ジャケのデータを送ってもらえないかな?」と。
そして自宅のアドレスにはメールが。嬉しくて、仕方ありません。


コレクターというのは、もう好きで勝手に色々コレクトするから、彼らの為にそんなに多くの労力を払う事はない。
コレクターというもの、その多くはコレクトすることに興味があり、入手すること自体が喜びだ。
それよりもその中身、本当の意味での音楽、そうレコードに刻まれた音自体に感動するような、そんな人を増やしていければ良いと思う。
レアだとかマニアックだとかが重要ではなく、その中身の音楽が素晴らしいかどうか。 その素晴らしい音楽がレアで入手困難であれば、どんどん伝えていかなくてはいけない。 しかしどうしても音よりもその盤の価値(レコード屋で売られている値段)の方に重きが行きがちだ。
そんな中、このCDはセルアウトの類いの軽さはなく、しかもコレクター向けの重さに支配されることなく、一つのコンセプトの元見事にコンパイルされていると思う。
是非多くの人の耳に届いて欲しいものです。

完璧などはないけれども、それでも完全なる物を目指して頑張っていきましょう。


これからも。

深川


MUSICAANOSSA _SPARTACUS JAZZ LOUNGE
10月8日(水)
かなり迫ってまいりました!
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ_スパルタカス・ジャズ・ラウンジCDリリース・パーティー
10.24.Fri.at Fai, Aoyama
start 23:00 to 5:00
¥2,500 / 1drink
info:03-3486-4910(fai)

DJ:
中村 智昭(MUSICAANOSSA)
高木 慶太
橋本 徹(SUBURBIA)
廣瀬大輔(DMR)
小林 径(Routine Jazz)

Guest:
DJ Mitsu The Beats(GAGLE / Jazzy Sport)
ビートメイカー、DJ、プロデューサー。
2003年にソロ・アルバム『New Awakening』をリリース。海外アーティストと積極的にコラボレイションを行う。2004年L.A.「URB」誌で、“期待するアーティスト100人”に日本人で唯一選出される。2008年現在、DJとしては地元仙台のレギュラー・イヴェント「Sound Maneuvers」@ADDを中心に、全国各地で活動。アメリカやヨーロッパ・ツアーだけでなくアジア圏でも成功し、国内外問わず数々の作品に関わり、そのアーティスト、ジャンルも多岐にわたる。現在は国内外のアーティストのリミックス/プロデュース・ワークや5年振りとなる2枚目のソロ・アルバム制作に向け始動中。最新作はGAGLEのミニ・アルバム『Hidden Music Value』。


フライヤーも好評配布中です!
10月9日(木)
橋本さんからのリコメン@apres-midi.biz
V.A. / MUSICAANOSSA SPARTACUS JAZZ LOUNGE 1
V.A. / MUSICAANOSSA SPARTACUS JAZZ LOUNGE 2
橋本徹 (SUBURBIA/アプレミディ) 推薦

中村智昭の選曲は間違いがない。こういう選曲は誰にもできるはずだが、実は誰もできていないことを僕は知っている。誠実すぎるほどの選曲。彼は音楽の力を信じている。まるでドン・キホーテか何かのように。
かつて、これほどメロディアスなジャズ・コンピがあっただろうか。でも決して甘すぎることはない。むしろ真摯でストイックでさえある。バランス感覚、距離感には丁寧に気が配られている。この10年ほど、“JAZZ”や“LOUNGE”という言葉は、日本の音楽シーンでは使われ方が間違っていた。こういう“ジャズ・ラウンジ”なら僕も歓迎だ。
ユセフ・ラティーフ、ラムゼイ・ルイス、ロイ・エアーズ、アーマッド・ジャマル、マッコイ・タイナー、スタンリー・カウエル、マイケル・ホワイト、ファラオ・サンダース、ビル・エヴァンス&ジェレミー・スタイグ、テリー・キャリアー、ミルト・ジャクソン&レイ・ブラウン、ジョン・コルトレーン、ゲイリー・バーツ……僕なりの思い入れは単行本「Jazz Supreme」に記したので、そちらを読んでもらおう。知っている曲ばかり、と、したり顔のマニアな(サバービアな?)貴方は野暮。いや的外れなことだ。特にデルズ(チャールズ・ステップ二ー制作の)をジャズの文脈で紹介した者はこれまでいないはず。素直に音楽の良さを分かち合いたい人、音楽を通して誰かと共感したい人は絶対に聴くべきだ。
ブックレットの対談はフリー・ソウル・コンピ、トレイ下のピープル・トゥリーはかつての「bounce」へのオマージュ。『JAZZ SUPREME』が時代と闘う一枚なら、これは時代に寄り添う一枚。どちらも持っておいてください。



トレイ下のピープル・トゥリーは、ガリアーノの1stアルバムへのオマージュでもあります。
10月10日(金)
グルーヴ紙上で松浦さんからのリコメンもいただきました!
こつこつと積み上げてきた音楽への思いを聴かせてくれる秋のためのコンピ『MUSICAANOSSA SPARTACUS JAZZ LOUNGE 2』(ユニバーサル)。

松浦俊夫



Groove Autumn 2008
10月11日(土)
宮くんの愛猫
夏に共演したナチュラル・レコーズの宮 武弘くんから「コンピ聴いてますよ〜」と嬉しいメールが届きました。添付写真にはかわいい彼の愛猫が(笑)。



この子にも、気に入ってもらえたのでしょうか(笑)?
10月12日(日)
懐かしもの
一昨日からようやく取りかかれたリットーミュージックさんから出版予定の「クラブ・ミュージック名盤400」をひたすら執筆。夏前から書いてばかりです(苦笑)。



このあたりの年代の、懐かしものを書いております。
1997 Crustation / Bloom (Jive)
壮大なストリングスと美しいピアノの旋律、そしてBronagh Slevinのアンニュイなヴォーカル。感動の名曲「Flame」を生んだ英ブリストルのユニットであるクラステイション。シングルにはア・トライブ・コールド・クエストのウマー・プロダクション、Air、Mr.スクラフら豪華リミキサー陣が名を連ねた「Purple」もダビーな名曲。「Falling」や「Ride On」といった比較的アコースティックな楽曲にも好感を覚える。マッシヴ・アタックやポーティス・ヘッドのファンには何としても聴いてもらいたい名盤。
10月15日(水)
「クラブ・ミュージック名盤400」を本日入稿。
ジャケのように晴れやかな気分です。


1992 Arrested Development / 3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life (Chrysalis)
いきなり全米チャート第6位を記録したデビュー曲「Tennessee」、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン「Everyday People」を見事にリメイクした「People Everyday」、牧歌的でオーガニックな魅力が爆発した「Mr. Wendal」というモンスター・シングル群を収録、クラシックだらけの1stアルバム。80年代後半から共に活動していたスピーチとDJヘッドライナーのもとに、ダンサーのモンチョ・イーシーとアーリー・ターリー、パーカッショニストのラサ・ドン、シンガーのディオンヌ・ファリス、そしてピリチュアル・アドバイザー/セオリストとしてババ・オージェが集い結成されたアレステッド・ディベロップメント。ハードコア〜ギャングスタ・ラップが全盛だった時代に社会的かつポジティヴなメッセージをルーツ・ミュージックにのせて世に問う、まさにハイブリッドなスタイルが生み出した歴史的名盤。セールス面でも全米で300万枚、全世界で700万枚という記録的な数字となり、翌93年にはグラミー賞を獲得。ファンキーなネタ使いに痺れる「Mama's Always On Stage」に「Give A Man A Fish」、「Natural」など、ひたすら名曲が連なる。
10月16日(木)
今回もばっちり!
ムジカノッサ・コンピレイションのインパートメント編用のイラストが、cafe nicoの孝雄さんから上がってきました!


モチーフはカーメン・ランディー!
10月17日(金)シュープリーム本発売
「至上のジャズ」
橋本さん監修、超豪華執筆陣によるディスク・ガイド「ジャズ・シュープリーム」(至上のジャズ)が発売!


僕もフェイヴァリットを10枚ほど。ぜひ読んでみてください!
10月19日(日)
CALMからのリコメンその2 @http://www.music-conception.com/
中村君のコンピは、良い意味でマニアック過ぎず、軽過ぎずで、良い音楽、ジャズなどに興味を持ってくれそうな人を増やしてくれるであろう選曲になってます。
レコードを自分の棚に入れた時点で満足してしまって、肝心なその中身/音楽への理解と楽しみを失ってしまっているコレクターと呼ばれる人たちは、ある時期を境にもの凄く増えてしまった。
そんじょそこらにコレクターと頭でっかちの知識のみのライターなどが闊歩する中、このコンピは音楽の良さを伝える、いやその入り口に立てるものに仕上がっていると思います。
この界隈では膨大なコレクションを保持するユニバーサルの音源を豊富に使ってます。
是非聴いてみてください。
ただ難しいだろうけど、いつかはこういったレーベルの枠を超えて素晴らしい音楽を集めたコンピが制作されればいいですね。
自分も出来る限りトライしてみます。
世の中にはびこるお手軽コンピをぶっ飛ばせ!

CALM



ミュージック・コンセプションのトップ・ページにジャケを掲載していただいて...。深川さん、本当にありがとうございますっ!
10月20日(月)
テレビブロスにて取り上げていただきました!
V.A.
『ムジカノッサ1 スパルタカス・ジャズ・ラウンジ』
(ユニバーサル)\2300 発売中
「僕たちの音楽」を意味する「ムジカノッサ」をタイトルにDJイヴェント等をコーディネイトして来た中村智昭監修、選曲のジャズを中心とするラウンジ・ミュージックのコンピ決定盤。この手のコンピはヴァイナルをディグしまくった専門家の優越感が鼻につくものも少なくないように思うんだけど、今シリーズの音楽愛、エモなエナジーは素敵。『スパルタカス』への想いから膨らむイマジンが生む選曲を直球で聴かせます。久しぶりに最後まで心酔して聴けたコンピです。

(井上由紀子)


TV Bros. 2008 10.11-10.24
ライターの井上さんは、あのフリッパーズ・ギターのキーボードを担当されていた方なんですよ。
10月21日(火)
10月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
RENATO MOTHA & PATRICIA LOBATO / ROSAS PARA JOAO

前作『SHABDS PARA A PAZ』も素晴らしかったヘナート・モタ&パトリシア・ロバートから届けられた待望の新作で、タイトルは『ジョアンに花束を』。とは言ってもその“ジョアン”は“ジルベルト”でも“ドナート”でもなく、作家で外交官でもあったジョアン・ギマランエス・ホーザに捧げられた13曲のオリジナル・ソング集。

偉大なるブラジル文学から受けた影響と作家への敬愛が、洗練のハーモニーとアコースティックなサウンドで綴られます。特にマリア・ヒタ・バンドのメンバーであるピアニストのチアゴ・コスタとベーシストのシルヴィーニョ・マズッカの参加は二人のスタイルによりソフトでシルキーな質感をもたらし、ポップでMPB的な楽曲においてはさらに彩りを華やかに飾ります。その美しいポルトガル語の響きと共に、丁寧に翻訳された詩の世界も楽しめる本当に良いアルバムだと思います。

カフェ・アプレミディでは『ジャズ・シュプリーム』と『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』という少しストイックなBGMが続いたこの数週間を抜け、秋晴れの午後にほっこりとこの作品を繰り返し聴いております。



仲むつまじいですねぇ。
10月22日(水)
10月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
NITIN SAWHNEY / LONDON UNDERSOUND

UKエイジアン最高の音楽家であるニティン・ソーニーが3年ぶり8枚目となるアルバムをリリース。それはディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」(アプレミディ・ライブラリー)掲載用に、99年の名作『BEYOND SKIN』の推薦原稿をちょうど書き終えた矢先の出来事でした。
衝撃的だった96年の『DISPLACING THE PRIEST』以降に受けた大きすぎる影響を振り返りながら、この新たな作品を耳にして思うのは、やはり僕はどうしようもなくこの芸術家を愛してしまっているということ。自身のルーツであるインドの古典スタイルを、研ぎ澄まされた感覚をもって鮮やかに現代に再生してみせる独自のスタイル。ジャジーかつ混沌としていながらも、何よりロマンティックであまりに美しいのです。

疾走する冒頭の“DAYS OF FIRE”や慈悲に満ちた“MY SOUL”、映像的なインストゥルメンタル“FIRMAMENT”など、確かなキャリアと自信を感じさせる充実の楽曲たちが連なります。

そして余談になりますが、この『LONDON UNDERSOUND』とコンピレイション『MUSICAANOSSA SPARTACUS JAZZ LOUNGE』が「TVBros.」誌上の同じページで紹介されたこともまた、一生忘れられない思い出となることでしょう。



『DISPLACING THE PRIEST』と『BEYOND SKIN』も、ぜひ聴いてみてください!
10月24日(金)ムジカノッサ
『スパルタカス・ジャズ・ラウンジ』リリース・パーティー!
ガグルのDJ Mitsu The Beatsさんからのタッチでプレイしたのは、コモンの“Resurrection”。アーマッド・ジャマル“Dolphin Dance”使いのクール・クラシック。先日まで執筆していた「クラブ・ミュージック名盤400」モードでの初プレイでした。


1994 Common / Resurrection (Relativity) しなやかでハード・コア、気が遠くなるようなメロウネス。アーマッド・ジャマルの「Dolpin Dance」使いでいきなりのノックアウトは必至の「Resurrection」。ヒップホップへの愛をシニカルに綴る「I Used To Love H.E.R.」でも、ジョージ・ベンソン「The Changing World」を巧みに組み替える。デビュー・アルバム『Can I Borrow A Dollar?』から2年の時を経て完成した2ndは、ニューヨーク〜L.A.勢に真っ向から勝負を挑む、ジャジーでメロディアスなブレイクを駆使したシーンへの挑戦状となった。ロイ・エアーズ「Everybody Loves The Sunshine」を引用した「Book of Life」など、サンプリング・ヒップホップの黄金期を象徴する抜けの良いネタが次々と飛び出す。そしてシンプルかつシャープで圧のあるビートに歌うようなライム。コモンの非凡な才能が遺憾なく発揮され、その存在を不動のものとしたまごうことなき傑作。この後手法とサウンドを少しずつ変化させながらリリースを重ねるが、2007年の『Finding Forever』では原点回帰とも言えるスタイルで、オールド・ファンと新たな世代のリスナーのハートを同時に掴むことに成功する。
10月26日(日)
「クラブ・ミュージック名盤400」最終入校
「クラブ・ミュージック名盤400」原稿に、編集担当の服部さんとのやり取りで最後の手直しを。これで僕の手は離れました。ふぅ。


書籍
GROOVE Presents
クラブ・ミュージック名盤400
CLUB MUSIC 1980s-2000s

■著者:小川 充(監修)
■仕様:A5判/160ページ
■価格:2,100円(本体2,000円+税)
■発売日:2008.11.28

クラブ・ミュージックの過去と現在がわかる画期的ディスク・ガイド!
クラブ・カルチャー/ミュージックが一般的にも認知されるようになって約20年。ダンス・フロア向けの12インチ・シングルが量産される一方、クリエイターたちは“作品”としてのアルバム制作にも力を注いできました。本書は1988年から現在までに生み出された作品のなかから400枚をピックアップしたディスク・ガイド・ブック。日々変化/進化していくクラブ・シーンから発信されながらも、“タイムレスなクラシック”の称号を勝ち得た名盤を、現役DJ/クリエイター、レコード店スタッフたちが紹介していきます。ハウス、テクノからヒップホップやクラブ・ジャズまで。クラブ・ミュージックの歴史と“今”を知りたい人は必携の1冊です。

【CONTENTS】
■PART 1 1988-1993
■PART 2 1994-1998
■PART 3 1999-2003
■PART 4 2004-2008

【掲載される作品のおもなサブジャンル一覧】
ハウス/テクノ/ヒップホップ/R&B/クロスオーヴァー/クラブ・ジャズ/ドラムンベース/ブレイクビーツ
【選盤・執筆者】
小川 充/尾崎浩一/宿口 豪/西田直紀/長谷川賢司/廣瀬大輔/三谷昌平/渡利一典/中村智昭
10月28日(火)
シカゴの「Dusty Groove」のレヴューです!
Musicanossa 1 -- Spartacus Jazz Lounge
Various

A really wonderful collection of older jazz and soul -- just the sort of compilation we used to get years ago from Gilles Peterson, but served up this time around by Japanese DJ Tomoaki Nakamura! Like Peterson, Nakamura's got a great ear for a soulful, spiritual groove -- and really does a great job here digging through bits from the Universal catalog -- mostly older acoustic numbers, and with some really surprising gems dropped into the mix. The spacing and timing of the collection is wonderful -- and really seems to make the individual tracks sparkle even more in each other's company -- a rare feat, and again another Peterson-like touch. Titles include "Eqiupoise" by Stanley Cowell, "For Tomorrow" by McCoy Tyner, "Golden Lady" by Stefan Scagggiari Trio, "Distant Dreamer" by Ramsey Lewis, "A Summer Place" by The Dells, "Naima" by Pharoah Sanders, "It Never Entered My Mind" by George Shearing, "Sack Full Of Dreams" by Ernestine Anderson, "The Blessing Song" by Michael White, and "So You'll Know My Name" by Roland Hanna.



「Dusty Groove」は、信頼度抜群の世界有数の名セレクトショップ。感激!
10月29日(水)
シカゴの「Dusty Groove」のレヴューです!其の二
Musicanossa 2 -- Spartacus Jazz Lounge
Various

Spiritual jazz and soaring soul -- a wonderful compilation that's filled with some of the hippest work in the Universal catalog -- put together by an ultra-cool Japanese DJ, and running for almost 80 minutes in length! As with the first volume, there's a vibe here that shows the strong influence of the London scene on the global world of grooves -- the new appreciation for overlooked American spiritual gems that first bubbled up a few decades back -- taken to new heights over the years by collectors around the world. The set features some killer classics from Impulse, Cadet, and Verve -- brought together beautifully in a broad mix of instrumentation and vocals. Titles include "Sienna" by Stanley Cowell, "Equipoise" by Jack DeJohnette, "Enchanted Lady" by Milt Jackson & Ray Brown, "Patterns" by Ahmad Jamal, "You Goin Miss Your Candyman" and "Ordinary Joe" by Terry Callier, "Segue 7" by The Dells, "I've Known Rivers" by Gary Bartz, "Love Is Everywhere" by Pharoah Sanders, and "Once I Loved" by McCoy Tyner.



後日チェックすると、2枚とも「Temporarily Out Of Stock 」となってました。枚数は不明ですが、無事に売れたようです(笑)。
10月31日(金)
『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』ジャケ
ムジカノッサのロゴがのりました!


インパートメントより12月4日発売です!

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