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2008 11| |2009 01
12月1日(月)
ーstaff blog@apres-midi.bizにてー
『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』のリリースに寄せて
こんにちは&こんばんは。カフェ・アプレミディの中村智昭です。公園通りでは街路樹に飾られたクリスマス・イルミネイションにも灯がともり、恋人たちの毎夜を静かに、温かく照らしております。

12月4日にインパートメント・レコーディングスからコンピレイション『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』が発売となります。今回テーマとしたのは、ヴォーカルとピアノの響きによる「凛としたしなやかさ」です。例えば女性の中にある高貴な精神性、または男性の中に潜むロマンティシズム。2枚の『ムジカノッサ_スパルタカス・ジャズ・ラウンジ』のある種ストイックな世界観を抜けた先にある、解放された躍動感と色鮮やかな映像。

象徴となるのは、ジャケットのモティーフともしたカーメン・ランディーというフィメイル・ヴォーカリストの存在と、スタンリー・カウエルが愛娘に捧げた名曲“Sienna : Welcome My Darling”のピアノ・トリオ・ヴァージョン。僕は幾度となくこれらに励まされ、助けられながら毎日を過ごしてきました。その「恩返し」とまで言うと差し出がましいかもしれませんが、今回こうして一枚のコンピレイションに居を同じくすることで、より多くの方にそれらが伝わるのであれば、これ以上の幸せはありません。

さらに中盤の愛すべきワルツタイムの連なりから、スピリチュアルでモーダルな世界への展開。とりわけパット・ラ・バーベラの“Little Lady”は、ユセフ・ラティーフによる「スパルタカス〜愛のテーマ」を想起せずにはいられない、これまであまり知られることのなかった名演です。この曲はコンピレイション全体を引き締める、とても大切な役割を担ってくれています。

そして今の季節にぴったりなシンディー・ローパー作曲の“Time After Time”のソロ・ピアノが導く、感動的なバラードたちによるエンディングへ。それにしても、これだけメロディアスな楽曲がそろったジャズのコンピレイション・アルバムは、ちょっと記憶にないような気さえしています。権利のクリアランスに丁寧に動いてくださった担当A&Rの稲葉昌太さんには、感謝の念が絶えません。この『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』、貴方のかけがえのないひととの大切な記憶のサウンドトラックにぜひ、と、心から願っております。それでは、とても素敵なクリスマスでありますように。



MUSICAANOSSA 3 SIENNA JAZZ LOUNGE
ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ

ソウルフルなヴォーカルと、美しいピアノの旋律。時代と世代をこえて心に響く、永遠の音楽。クラブ・ジャズ〜メロウ・ビーツを通過した耳で聴く、ジャズ・コンピレイションの決定盤!
●現在のクラブ・シーンに多大な影響を与えたグルーヴィーなスタンダードから、静かに心の琴線に触れる隠れた名演までを、メロディアスに完全網羅したドラマティックな一枚。
●ジャケットは、カーメン・ランディーの人気盤『グッド・モーニング・キス』のアルバム・カヴァーをモティーフにした、描き下ろしペインティング。

監修・選曲: 中村智昭(MUSICAANOSSA)
解説: 中村智昭 x 社長(SOIL & “PIMP” SESSIONS) x 廣瀬大輔(DMR)

【収録曲】
01.ネヴァー・ゴナ・レット・ユー・ゴー / カーティス・ランディー
02.タイム・イズ・ラヴ / カーメン・ランディー
03.シエンナ:ウェルカム・マイ・ダーりン / スタンリー・カウエル
04.サークル・オブ・フレンズ / マティアス・フォークト・トリオ
05.トゥナイト / クープ
06.ワイヴズ・アンド・ラヴァーズ / クラーク=ボラン・セクステット
07.リトル・ビーズ・ポエム / ディー・ディー・ブリッジウォーター
08.ザ・ランプ・イズ・ロウ / カーメン・ランディー
09.サン・ソング / ファラオ・サンダース
10.リトル・レディ / パット・ラ・バーベラ
11.フォー・トゥモロウ / ピーター・ザック
12.タイム・アフター・タイム / チェザーレ・ピッコ
13.ジェイムス(アン・イングリッシュ・ガーデン)/ ナタリー・ウィリアムス
14.リヴァーズ・オブ・アワ・ファザーズ / スタンリー・カウエル
15.ア・WMC・オータム / ジ・エリック・バード・トリオ
12月2日(火)
11月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
V.A. / THIS WARM DECEMBER A BRUSHFIRE HOLIDAY VOL.1

「usen for Cafe Apres-midi」での毎年恒例のクリスマス選曲も全3週間分の作業を終え、ほっとしていたところに届けられたのは、ジャック・ジョンソンが率いるレーベルであるブラッシュファイアーが贈るクリスマス・コンピレイション。これが本当に素晴らしい内容で、今年の選曲にエントリーできなかったのがあまりに残念すぎる、全曲最高の仕上がりなのです。

ジャック・ジョンソンによるスティーヴィー・ワンダーの“SOMEDAY AT CHRISTMAS”や“赤鼻のトナカイ”は言うに及ばず、メイソン・ジェニングスによる“SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN”、ザック・ギルの“SILENT NIGHT”といった定番曲のカヴァーはどれもアコースティック・ギターの温かい音色に思わずほっこりの出来。そしてマニー・マークやG.ラヴ、マット・コスタ、ALO、ジィ・アーヴィらのオリジナルもばっちり。

9月下旬のこのコーナーで紹介させていただいたケニー・ランキンのクリスマス・アルバムや、定盤となったチェザーレ・ピッコのソロ・ピアノ作も含め、カフェ・アプレミディは例年に増して“その気”にさせる師走となりそうです。



ジャケも気分ですね!
12月3日(水)
11月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
RAPHAEL CHICOREL / I'M IN LOVE WITH YOU

セレストの宮木敏江さんから、この作品のリイシューに際してのライナーノーツの執筆依頼の電話があったのは、4年前のちょうど今ごろでした。この“YOU ARE MY CHRISTMAS”を聴きながら、この時期だけの強い西陽が生む逆光に包まれたカフェ・アプレミディで構成に耽った午後が、まるで昨日のことのようです。

イントロのブレイクから風のように疾走する“THE BIRD”とそのヴォーカル・ヴァージョンと言える“ALL THAT LOVE MAKING”、愛息とのデュエットも微笑ましいゆりかごワルツ“WALKING WITH JOCKO”、そして究極のハッピー・ジャズ・アンセム“YOU'RE MY REASON”。今日の「usen for Cafe Apres-midi」でも耳にしない日がないくらいの大定盤にして大名盤。

その内容にジャストなタイミングでリリースとなったディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」にライナーノーツを転載させていただけたことで、こうしてまた皆さんにリコメンドする絶好の機会に恵まれたことを、心から感謝いたします。まだお持ちでない方は、ぜひお手元に一枚どうぞ。ここまで愛と優しさに満ちたアルバムは、そうないと思います。



それは、宮木さんからの大抜擢だったのです。
12月4日(木)
橋本さんからのリコメン@apres-midi.biz
V.A. / MUSICAANOSSA 3 SIENNA JAZZ LOUNGE
ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」
橋本徹 (SUBURBIA/アプレミディ) 推薦

中村智昭の選曲について書くのは難しい。実は簡単なのだが、正直に書いて仲間褒めをしているのではと思われたりするのが心外だ。だからクールに(できるだけ冷淡に)書く。
ムジカノッサ・コンピ第3弾は、アプレミディ・セレソンでは好評を博す先の2タイトル(すでに300枚以上売れているのです)より、僕にはパート・ラ・バーベラ“LITTLE LADY”の存在によって、はるかに価値の高い一枚だ(つまり僕の持っていない良い曲が入っていたということ)。このシリーズのライナーの鼎談には、その必要性を理解しながらも、世代が違うこともあってか、少なからず内容に違和感を覚える部分があるが、中村がそこで「モーダル感とフレイジング、そして曲が持つ世界観がユセフ・ラティーフによる“スパルタカスー愛のテーマ”とほぼ同調する」と発言しているのには賛同してもいいし、この曲がこの位置にあることで、全体の選曲が(僕には)俄然フレッシュに響く。
中盤までワルツで押す構成も鮮やか、と書くと、相変わらずアイディアの多くをサバービアに負っていると感じるマニアもいるだろうが、今回も音楽への情熱が込められた、ひどく生真面目で丁寧な制作姿勢は揺るぎない。個人的にはよりディープなセレクションも期待するが(野暮ですね)、このメロディアスなテイストでクオリティーをキープして、ひたすら作り続けてほしいとも思う。こんなCDが50枚ぐらいあれば、「usen for Cafe Apres-midi」の選曲はどんなに助かるだろう。そう、耳にスムーズでしなやかなドラマを描くこのコレクションは、今後IDEEやTOMORROWLANDやAfternoon Teaといった様々なブランドが発信するライフスタイリング・ミュージックの良きモデルとなるに違いない。
カーメン・ランディー、スタンリー・カウエル、マティアス・フォクト、クープ、クラーク=ボラン・セクステット、ディー・ディー・ブリッジウォーター、ファラオ・サンダース……僕自身の思いは単行本「Jazz Supreme」に記したので、そちらを読んでもらえたら嬉しいが、ジャケットの絵のモティーフとしても抜擢されたカーメン絡みの3曲は、特に強調すべきポイントだろう。彼女のファースト・アルバム『GOOD MORNING KISS』は、リアルタイム世代の僕にとっても80年代ジャズ・ヴォーカル屈指のフェイヴァリット盤で、全米ジャズ・チャートをかなり上がったと記憶しているが、当時は日本盤がリリースされなかった。ラヴェルが原曲となる日本では発売不可能な“THE LAMP IS LOW”が含まれているから、というのが理由だったはずだが、僕も大好きなその曲のとっておきの名演がここに収められているのは何より快挙。クラシック曲がジャズ・スタンダード化した最も魅惑的な例のひとつだから、“スパルタカスージムノペディ”のラインに最大限のシンパシーを表現する“僕たちのジャズ・ラウンジ”のロマンティシズムに相応しい。そしてこのコンピレイションの口火を切る、比類なきベース・ラインが導く躍動感あふれるクラブ・ジャズ・クラシック、クープもカヴァーした“NEVER GONNA LET YOU GO”と華やかで伸びやかな決定的フロア・キラー“TIME IS LOVE”のワルツ・グルーヴの連なりも、やはり最高だ。ちなみに僕は、まもなく到着の『JAZZ SUPREME ~ FENDER RHODES PRAYER』に、彼女の作品中でも群を抜いてスピリチュアル&メディテイティヴな、現在のプロダクション名の由来ともなっている“AFRASIA”を、最新作から選んでいる。 前述のパート・ラ・バーベラ以降のエンディングへの流れは、美しいピアノ曲が中心。シンディー・ローパー“TIME AFTER TIME”のカヴァーが収録されていることに首を傾げる硬派なリスナーには、マイルス・デイヴィスもこの曲を好んで吹奏していたことを付け加えよう。ほぼ全曲となるライセンス音源をこれだけ取り揃える労をいとわなかったA&Rディレクター氏にも頭が下がる。そろそろアプレミディもこうした作業を自ら担って、レーベルを立ち上げるべきなのかもしれない。
話が長くなってしまったが、熱い想いがこもったディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」の文章を読みながら聴けば、CDからも本からも、中村智昭という人間らしい人間像が伝わって、より感じ入ることも多いはず(あるいは何か一杯飲みたくなってしまうはず)。自分のセンスに全力を尽くすこと、誠実であろうとする気持ちと、10パーセントの野心。CDにも本にも、そんな人間らしさ(決してディレンマではない)が生々しく正直に刻まれている。彼はコルトレーンやドルフィーのように聖者になろうとする必要はない。これからも日々を生きていくのだから。音楽のある場所で。



もう聴いていただけましたか?名曲が揃った自信作です!
12月5日(金)
カフェ・アプレミディ9周年記念パーティー!
告知などに多少の不安はあったものの、常連さんを中心に入りもまずまずで、楽しい宴となりました。

いよいよ10周年目指してがんばります!



山下さん率いるFreedom Suite Folk Club。来日ツアー中のヨハン・クリスター・シュッツ、BENさんのNoa Noa、La Bossaことヒロチカーノさんのライヴも。DJだった吉本さんとディスク・デシネの丸山さん、そして足を運んでくれたみなさん、本当にありがとうございました!
12月6日(土)
USENミーティング&サンバノヴァ
アニヴァーサリーの片付けを終え、ようやく帰宅するもすぐにusenチャンネル『D/H3 usen for Cafe Apres-midi』の恒例ミーティングへ。
ほぼ不眠ながら、濃い内容に脳みそは覚醒しっぱなしでした。

一度帰宅してレコードを拾って、青山CAYでのサンバノヴァへ。プレイはケイタくん(KTa★brasil)を受けての21:40から。パーティー・モードでなんとかピークをつくれてひと安心。
主催のNRT成田さんからは「いや〜、中村くん、絶対外さないよね(笑)」とのお言葉をいただきました。いやいや、もちろん、外すことも多々ありますですよ(笑)。



今夜のサンバノヴァへの挨拶代わりの一曲目は、グルーポ・ヘヴェラサォンのライヴ盤『Na Palma Da Mao』から“Deixa Acontecer”。堀内マスターから託された名曲です!
12月7日(日)
ベランダにて
今年もブルーベリーが鮮やかに紅葉を。


グラデーションが見事!癒されます......。
12月8日(月)
USENの2008年ベスト選曲
ストイックだった昨年の選曲を踏まえて、自分的に考えるカフェ・アプレミディの真ん中をもう一度再確認するようなチョイスに。
前半はスティヴィー・ワンダーの名唱でしられる“Golden Lady”からジャズ/ロック/ポップスへ。後半は最高にフレッシュに鳴るニルヴァーナのカヴァー、ナイトメアーズ・オン・ワックスにアルファといったベテランUKクラブ勢の新録、そして泣きのフィメイル・ヴォーカル物からブラジルなエンディング。 幅広いジャンルと時代をまたぐ展開こそが肝です。
今回もジャスト60分に!


Best Selection 2008 for Cafe Apres-midi

・Golden Lady / Frank McComb
・Lets Live Forever, Love / Roman Andren
・Sienna : Welcome My Darling / Stanley Cowell・Frederick Waits・Buster Williams
・Seagulls In The Sky / Dr.Echo-Logic
・The Dark Pages Of September Lead To The New Leaves Of Spring / Paul Weller
・World Of Make Believe / Stylus
・Digging The Fault Line / Brent Cash
・Love You Straight (Astral Version) / Pop Levi

・Lithium / Tp 4 featuring Maria Portugal
・Hey Ego! / Nightmares On Wax
・Given Time / Alpha
・I Can't Make You Love Me / Barbara Morrison
・Eternal Youth / Toninho Horta
・Meu Amigo Tom Jobim / Naruyoshi Kikuchi y Pepe Tormento Azucarar

usenチャンネル『D/H3 usen for Cafe Apres-midi』での放送は、クリスマス明けの2008年12月26日から新年1月11日の連日20:00-21:00となっています。お楽しみに!



“Golden Lady”収録のフランク・マッコブ『The Truth Vol.2 aka Motown Sessions』。
12月9日(火)ルーティン告知
2008年ラスト・ルーティン!
12/20 Sat.
ROUTINE JAZZ

[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・大橋 直樹・楠本 伸哉・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・Routine Jazz Crew

[at] 渋谷 オルガンバー
[info]03.5489.5460



今年はトップ賞をいただく機会に多く恵まれました。もちろん、最後も狙って行きます!
12月11日(木)
近づいてまいりました!
12/26Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ_シエンナ・ジャズ・ラウンジCDリリース・パーティー

[DJ's]中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太・橋本 徹(SUBURBIA)・廣瀬 大輔(DMR)・小林 径(Routine Jazz )
[Guest DJ's]CALM・松浦俊夫

[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。



クリスマス明けで今年最後の週末。お忙しいとは思いますが、お誘い合わせの上ぜひ!
12月12日(金)
「FUTURE」&「Phat Is Jazz?」
スモール・サークル・オブ・フレンズ主催のパーティー「FUTURE」@舞浜 Club IKSPIARIでDJ。
サツキさんからは「ホントにMVPは中村くんです!」とのお言葉をいただき、嬉しい限りでした。

終電に飛び乗って渋谷へ。DMR横のカフェ“スタジオ”にて、新宿OTOで一緒にイヴェント「Phat Is Jazz?」を共にした藤井さんのお別れ会に出席。店主である佐野くん、そして鶴田くんとも久しぶりに再会で、数年ぶりにメンバー4人がそろい踏み。懐かしのクラシックたちで合唱を。
藤井さんは僕と同じ広島出身。今度帰郷した際には、また一緒に呑みたいな。



イクスピアリでのイヴェント終了後、スタッフさんも交えて。撮影はサツキさん。Ticaのカオリさんは、お子さんを抱っこです。
12月14日(日)
12月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
JAZZ HIP TRIO / PORTRAITS

ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」では、『JAZZ IN RELIEF』『EN CONCERT』と、大好きな2枚のアルバムをご紹介させていただいたジャズ・ヒップ・トリオ。68年に制作されたこのセカンド・アルバムでも同様に、知的で洗練された閃きの連続、そしてクリアでシャープな録音で僕たちを魅了してくれます。
ユーモアを交えてスウィングする“BAT ROCK”、クラシカルなテーマが印象的な“TABLEAU DE DANIEL HUMAIR”、真骨頂とも言えるクール・ワルツ“BLACK LOTUS”に“SUITE POUR”。さらに特筆すべきは6曲もの同年録音未発表曲の収録で、ドライヴィンなイントロから4ビートに変化する“GARY WIZARD”、思わずサンプリングで抜きたくなるリズム隊が最高な“FIVE UP”、そしてファンにはお馴染みのメロディーである“EVEN LEE“と、やはり聴きどころ満載の一枚となっています。



本作も流麗なジャケですね。
12月15日(月)
12月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
BRENT CASH / HOW WILL I KNOW IF I'M AWAKE

先日終えた恒例の「usen for Cafe Apres-midi」年末ミーティングで挙がったのは、リスナーから求められているであろう“多幸感”(もしくは“多光感”、とも独自に解釈)が、チャンネル全体にもう少し必要では?という議題。例えばロジャー・ニコルスなどに代表されるA&Mサウンド──60年代の良質なポップスに象徴される、まばゆいばかりのエヴァーグリーンな輝き。確かに、新鮮に響くニュー・リリースの楽曲が選曲の軸となりがちな近年、相当意識的でないとその空気感を醸し出すのは困難なように思えます。普段聴いているホセ・ゴンザレスのようなフォーキーなものやストイックなジャズだけをストレートに選曲に反映させてしまうなら、それはやはり空間BGMとしては彩りに欠けてしまうものとなってしまうことでしょう。あの日同席したセレクター全員が、その意思統一をできたような気がしています。

そんな実りある時間の記憶を辿りながら挑んだ、“2008 Best Selection”。中盤にピックアップしたのはブレント・キャッシュの“DIGGING THE FAULT LINE”。爽やかなメロディー・ラインとアレンジが、ドッジーによる懐かしの“GOOD ENOUGH”を彷彿とさせる、何か甘酸っぱささえ覚える名曲。オープニングを華やかに飾る“EVERYTHING THAT'S GREY”、ドリーミンなコーラスの“AND HAD WE EVER”に“WHEN THE WORLD STEPS TURNING”、コンピレイション『SECRET LOVE 5』にも収録されていた“THIS SEA, THESE WAVES”と、ここ数年ちょっと他に思い当たらないほどに極上なポップ・ソングがズラリと並びます。そう、このアルバムは、稀有でマジカルな“多光感”を帯びているのです。来年も引き続き、相当お世話になることになりそうです。 ※“2008 Best Selection”の放送はクリスマスを抜けた12月26日からで、僕の担当は連日20時から21時となっています。上記選曲の詳しいリストにも、ぜひアクセスしてみてください。お楽しみに!

“2008 Best Selection”の放送はクリスマスを抜けた12月26日からで、僕の担当は連日20時から21時となっています。お楽しみに!



上記選曲の詳しいリストは2008年12月8日の日記をご覧ください!
12月16日(火)
26日のゲスト、CALMをあらためて紹介です。
CALM
1997年にシングル『CALM EP』でデビュー。1998年に『Shadow of The Earth』、1999年に『Moonage Electric Ensemble』、2003年には『Ancient Future』をリリースし、自身のレーベル“Music Conception”を立ち上げる。さらにOrgan Language、K.F.、Japanese Synchro System名義でも作品を発表。2007年から2008年にかけて、CALMとしてのデビュー10周年記念アルバムを2枚続けてリリース。
www.music-conception.com



期待に胸ふくらみます!
12月17日(水)
26日のゲスト、松浦さんもあらためて紹介です。
松浦 俊夫
1990年にUnited Future Organizationを結成、12年間で5枚のアルバムを世界32ケ国でリリース。2002年の独立後も幅広いジャンルのアーティストのリミックスやコンピレイションの選曲/監修を手掛け、イヴェントのプロデュースやコンサルタント、海外アーティストのエージェント業務なども各方面から常に注目を集めている。近作はAlfa Romeo 8Cをイメージしたコンピレイション『Alfa Sound』。
www.myspace.com/djtoshiomatsuura



先日のOTOでの独演会での選曲も最高でした!

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2008 11| |2009 01