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2009 02| |2009 04
3月1日(日)
「モナコ」
井出靖さんプロデュースによる“旅”をテーマにしたセレクト・ショップ「monaco」へ。

場所は渋谷DMR横のカレー屋さん上2F。つまりはあのビルは1階以外が全て「グランドギャラリー」というワケです。

今日はゆっくり買い物ができなくて残念でしたが、ウェアの充実ぶりと壁にディスプレイされたダブとレゲエの超レア盤達が印象的でした。夏に向けて、Tシャツをあらためて買いに行きたいと思います。



ホームページhttp://www.monaco-online.jp/より。
“旅”、憧れます。僕もいつの日か。
3月2日(月)
2月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
RUFUS HARLEY / RE-CREATION OF THE GODS

あまりにもストレンジでヒップ過ぎる“バグパイプ・ミーツ・ジャズ”の72年名盤がついにCD化!

“CRACK”は「30年早かったマッドリブ」とでも表現したくなる激ファットなベース・ラインとタイトなドラムのコンビネイションを柱にした奇跡のコズミック・ファンク。「この曲をベースにトラックを作って、もしもその上でQ・ティップがラップしたら……」なんて妄想も大きく膨らむほどに強力なエネルギーを持った一曲。

赤子の泣き声が“あちら側”への扉を開ける“RE-CREATION OF THE GODS”からロッキン・ビートにハモンド・オルガンがはまる“NOBODY KNOWS THE TROUBLE WE'VE SEEN”、粘度の高いロウ・ビート・ブレイクに思わず腰が動く“MALIKA”、変拍子グルーヴ“ETYMOLOGY”と曲のタイプも様々で、最後の最後までその濃厚さを堪能できる傑作カルト・アルバムとなっています。

近いラインであえて例えさせていただくなら、シタール奏者であるアナンダ・シャンカール。あの音に熱くなった記憶のある貴方は、何としても今こそ聴くべき作品であることは間違いありません。



現在編集作業中の公園通りシリーズ最新刊「公園通りの春夏秋冬」での僕のページの最終掲載盤です。意識的に硬派(というにはディープ過ぎるかもですが)な一枚をチョイスさせていただきました。
3月3日(火)
心のケア
早起きして、CALMの新作についての原稿を執筆。深川さんご本人から直々に依頼をいただいたもので、なんと「自由に書いて」とのこと。これ、一番難しいですね(笑)。

カフェ・アプレミディ勤務を終え、来週末のイヴェント「シブヤB+2」の打ち合わせという理由をつけて「BAR BOSSA」へ。

桃の花を目の前にあたたかな春に想いを馳せながら、カウンターでゆっくりと贅沢な時間を。林マスター、今夜も心のケアをありがとうございました。



鳥のオブジェ、可愛いです。
3月4日(水)
すごいなぁ
またもイヴェント「シブヤB+2」の打ち合わせという理由をつけて、今夜は「Bar blen blen blen」へ。

カウンターはびっしり埋まっていて繁盛のご様子。すごいなぁ、豪くん。

選曲について相談すると、「中村くんにまかせるよ。盛り上げてね」とのこと。中島ノブユキさん&畠山美由起さんのライヴ明け、これは悩みます。



ブレンのホームページhttp://www.blenblenblen.jp/より。
坊主頭は長らく豪くんのトレードマークでしたが、現在は髪をのばしてちょっと“イイ男風”です。
3月5日(木)
久しぶりのJZ Brat!
3/20 Fri.
Routine Jazz Sextet Tour 2009
First Impression

[Live]Routine Jazz Sextet
[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・佐野 あつし(Star Dish)・原田 潤一 (CASA)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)

[at] 渋谷 JZ Brat
[info]03.5728.0168



ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」での“Drivin' Groove”の項あたりのイメージで挑みたいと思っています。
3月6日(金)
ジャズ・ブラザース@マドラウンジ
ジャズ・ブラザースのYamaさんのディープなプレイに酔っていたら、竹花さんから一言、「中村、変な踊り方するなぁ(笑)」。

そうです、僕、変な踊り方なんです。イヴェントに来てくれたことがある方はご存知ですよね(笑)。



東京の夜をバックに窓に映る、スタンド・ライトとミラー・ボール。
“ザ・トーキョー”ですねぇ。
3月7日(土)
連日のwith径さん!
3/21 Sat.
Routine Jazz SCHEMA BOSSA Release Party
BOSSA NOVA,BOSSA JAZZ,MPB,SAMBA SPECIAL!

[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・大橋 直樹・楠本 伸哉・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・Routine Jazz Crew

[at] 渋谷 オルガンバー
[info]03.5489.5460


そして同日開催で、オルガンバーとカフェ・アプレミディを行ったり来たりかと!

3/21 Sat.
『Free Soul In The Studio~Chill-Out Mellow Ensemble』CDリリース記念パーティー

[DJ's]神田 朋樹・堀江 博久・橋本 徹(SUBURBIA)・北山雅和(HELP!)・櫻木景(felicity)

[Guest DJ's]山下 洋(Freedom Suite / Wack Wack Rhythm Band)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)

[at]渋谷 Cafe Apres-midi
[info]03.5428.0510
[start] 23:00 to 4:00
※ 1ドリンクのオーダーでお楽しみいただけます。お気軽にお越しください。



ブラジリアン特集の「ルーティン」ということで、「テルサ」や「サンバノヴァ」でのDJ経験をオルガンバーにぶつけてみたいと思います!
プレイ・タイムは3:40からの予定です!
3月8日(日)
shibuya B+2!
いよいよ行われた「シブヤ・ベー・マイス・ドイス」。

中島ノブユキさん&畠山美由起さんのプレミアム・ライヴ明けに選んだのは、リトル・クリーチャーズの「Muddy Sky」。新宿OTOでやっていた「Phat Is Jazz?」の極めて初期にかけていた思い出の一曲。もうずいぶん昔の曲なので、人脈等の連想から辿り着いたことをみなさんに理解していただけたかは判りませんが、数人のお客さんから問い合わせがありました。

クラシック連発で半ば強引のような感はありましたが、何とか責務は果たせたかと。

楽しいパーテイーは多ければ多いほど、色々なことが繋がっていくもの。Vol.2にも期待が高まります。また参加できたら良いな。



もっと寄りたかったんですが、中島ノブユキさん&畠山美由起さんをDJブースから遠巻きに。いつの日か違ったシチュエーションかつグランド・ピアノでも観てみたいです。
3月9日(月)
とても大切なお知らせです
このホームページを読んでくださっている皆さんへ

わたくし中村智昭は、2009年4月5日を持ちまして、カフェ・アプレミディを退職させていただくこととなりました。諸事情によりこのような形での急なご報告となってしまい、大変申し訳ありません。

個人としましてはDJおよび執筆活動を継続させながら、近況報告をこのダイアリーにて随時行ってまいります。カフェ・アプレミディ共々、今後も変わらぬおつき合いをいただけますと幸いです。

残された一日一日を心に刻みながら、より良い空間づくりを行ってまいります。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。



またあらためましてご挨拶をさせていただければと思っております。
3月10日(火)
バルキーニョへ
先日のイヴェント「シブヤ・ベー・マイス・ドイス」のご挨拶もあって久しぶりに東野さんのお店「バルキーニョ」へ。

ボサノヴァを聴きながらカイピリーニャを3杯いただき、ほろ酔いに。ごちそうさまでした。



「シブヤ・ベー・マイス・ドイス」で、“渋谷のマルコス・ヴァーリ”というキャッチ・フレーズと共にペコンボのライヴに飛び入りした東野マスター(緑のセーターに金のカツラ!)。悔しいけど、僕のDJよりウケてましたね(笑)。
3月11日(水)
春近し
ベランダの桜が、開花寸前です。いよいよ本格的な春近し、です。



数は多くないながらも、毎年きちんと。つぼみも可愛い。
3月12日(木)
あれから10年
やはり「シブヤ・ベー・マイス・ドイス」のご挨拶という理由をつけて、「BAR BOSSA」へ。

カウンターには、イヴェントでプレミアムなライヴを披露してくれた中島ノブユキさんと畠山美由起さんがお揃いで。

「おつかれさまでした」とお二方と乾杯。そして、カフェ・アプレミディ退職のご挨拶を。昨日お店で椎名林檎さんにもお伝えしたんですが、やはり皆さん本当に驚いたご様子。ですよね、なんだか自分でも実感がいまひとつ(苦笑)。



畠山さんとDSK小島さんのデュオであるポート・オブ・ノーツの1stアルバム『Complain Too Much』。カフェ・アプレミディがオープンした年でもある1999年リリース。つまり、あれから10年。
3月13日(金)
好調のテルサです!
3/24 Tue.
Terca

[DJ's]堀内 隆志(cafe vivement dimanche)・伏黒 新二(Musica LocoMundo)・大島 忠智(balanca nova discos)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・高橋 稔
[Guest DJ]松澤 正宏(Sangue Bom!!)
[Live]Zamba Ben

[at] 新宿 OTO
[info]03.5723.8264
※18:00-23:00の開催です。



テルサのブログhttp://terca.exblog.jp/をフィーチャーしたポップなデザイン。
3月14日(土)
1月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
CALM+MOONAGE ELECTRIC ENSEMBLE / MILESTONE

ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」の“90's Classics”でご紹介させていただいた、CALM率いるムーンエイジ・エレクトリック・クァルテットのライヴ音源『LIVE AT LIQUID ROOM 2000.8.26』が、その3年後にやはりライヴで披露された“OASIS”の名演を含む3曲のボーナス・トラックを追加し、『MILESTONE』として装いも新たに登場。

イントロの叙情的なピアノとサクソフォンの澄んだ音色──“LIGHT YEARS”のビート・インの瞬間に受けた、心臓が弾けてしまうかと思うほどの衝撃。
そしてエグベルト・ジスモンチ“CAFE (PROCISSAO DO ESPRITO)”のループが印象的な“JOURNEY TO THE SHADOW OF THE EARTH”や、グルーヴィー・ワルツ“DUBBING FOR THE NATURE #2”、“MY FAVORITE THINGS”のメロディーも飛び出す“SIMPLE CHORDS AGAIN”など、アルバム『MOONNAGE ELECTRIC ENSEMBLE』の大好きな名曲たちが目の前で奏でられることへの、かつて経験したことがないほどの興奮。
さらに後の『エテパルマ』であらためて心奪われてしまう中島ノブユキによるメロウなピアノ・タッチに、このときすでに虜となってしまっていたことへの嬉しい追憶。

これは、今はなき新宿「リキッドルーム」最前列中央で体験した、僕の“マイルストーン”。貴方の心にも、響くと信じてやまないのです。



そしてこちらはCALMからの依頼で、オフィシャル・ホームページ掲載用原稿として書いたものです。コロムビア・レディメイドのホームページ「レコード手帖」にも転載させていただきました。

「僕のマイルストーン」

ライヴで、震えたことがある。

2000年の8月26日。場所は、今はなき新宿「リキッドルーム」の最前列中央。CALM率いるムーンエイジ・エレクトリック・カルテットによる「Light Years」という名の曲──イントロの叙情的なピアノとサキスフォンの澄んだ音色──ビート・インの瞬間、心臓が弾けてしまうかと思った。

もう一度、同じように震えたことがある。

2003年の9月12日。場所は「東京国際フォーラム」のAホール、ステージに向かって左側の前から7列目。ジョアン・ジルベルトが歌う「O Pato」という名の曲で──もちろん素晴らしかったのはその曲だけではないが──ある種呪術的ともいえる声とギターの一句一音に、言葉にならない感情が湧き上がった。そしてその日、彼の頬から、涙が零れ落ちてゆくのがはっきりと見えた。

2つのライヴが共にCDとして世に送り出された事実については、音楽の神様に感謝するしかない。しかしながらジョアン・ジルベルト『Live In Tokyo』には、あの「O Pato」は収録されなかった(その理由については、アルバムのライナーノーツに詳しく記されているので、そちらをを読んでもらいたい。それもまたきっと、音楽の神様の仕業なのだろう)。つまり僕の音楽人生において最も尊い瞬間の記録は、現在のところ唯一、あの日の「Light Years」にのみ刻まれている。

僕は、今回こうしてアルバム『Milestone』に収録されることであらためてリリースされる「Light Years」を聴くたびに、あの日の歓声の中で感じたことを鮮明に思い出すことができる。そして同時に、ジョアン・ジルベルトの涙の意味を想う──。それは音楽を愛するものにとって、何物にも代え難い、あまりに幸せなことだ。

2009年1月 中村智昭
3月15日(日)
3月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
AGUSTIN PEREYRA LUCENA / 42:53

“孤高”という言葉がここまで似つかわしいアーティストは、ちょっと他に思い当たらない。アルゼンチンが生んだ名ボサノヴァ・ギタリスト、アグスティン・ペレイナ・ルセーナによる9年ぶりのニュー・アルバム。

瑞々しい空気を胸いっぱいに吸い込んだかのような豊かなメロディーの連続に、いまだ彼がアーティストとして進化し続けていることを強く感じます。
中でも特に耳が惹きつけられるのは、フィメイル・ヴォーカリストのアドリアナ・ヒオスをフィーチャーした“VERBO AMAR”や“VEM VIVER”。ポルトガル語の響きにヴィオランとエレピの柔らかな音色、そしてそのグルーヴ感に、NOA NOAのBENさんもきっと感嘆の声をあげていることでしょう。僕と志を同じくする熱心なファンの方には、『PUERTOS DE ALTERNATIVA』に収録されていた“PLANICIE (EL LANO) ”の再演もお薦めいたします。

音像が見事に投影されたジャケットの美しさも素晴らしい『ESE DIA VA A LLEGAR』や、ジャザノヴァのアレックスもディスクガイド「Jazz Supreme」で絶賛していたアグスティンとギジェルモ・レウテルらによるグループであるカンデイアスの『SAMBAIANA』(昨今ファンキー・DLが“ONLY THE INITIALS... CM”で“MANAGUA”を使用したことでも話題になりましたね)といったカフェ・アプレミディ・クラシックたちをまだお聴きでない方も、この機会にぜひご一緒にどうぞ。



文中に出てくる『PUERTOS DE ALTERNATIVA』はジャケも内容も控えめですが、それだけに味わい深いですよ。最初の一枚向きではありませんが、ファンはマストだと思います。どちらにしても、アグスティンに外れなしです。
3月16日(月)
feat.ビバップ・スクエア
3/27 Fri.
Jazz Room feat.BEBOP SQUARE

[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・大橋 直樹 (Ultra Master)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・中島 健吾
[Live]The Fascinations
[Guest DJ]Lincoln(BEBOP SQUARE)
[Dance]A.d.S.L (Aggressive Dance Style of London)

[at]南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。



以下は、Lincolnさんが主催する「BEBOP SQUARE」についての文章です。

"1986年" UK JAZZ DANCEムーブメントがピークを迎え、イギリス中のクラブで熱いダンスバトルが繰り広げられていた。多くの偉大なダンスチームを生み出したUK JAZZ DANCEシーンは今もなお、私達に影響を与え続けている。彼らのソウルを引き継ぐべく、2002年よりスタートしたBEBOP SQUARE。JAZZミュージックで踊るUKクラブカルチャーを伝え、パッショナブルな空間を提供し、猛烈なエネルギーを放出し続けている。
3月17日(火)
素敵なお客様
ご来店いただいた加藤紀子さんに、カフェ・アプレミディ退職のご挨拶を。
今は窓際においてあるカフェ・テーブルが、まだお手洗いのそばにあった開店直後からいらしていただいている本当に素敵なお客様。その席にご案内したことは、ずっと憶えています。

今日はDJブース前のソファに。



ファイストの『Let It Die』。後の「1234」でのブレイク以前に「これから来日公演を観に行くんです」と、寄っていただいたこともありました。音楽の趣味まで素敵な方。
3月18日(水)
春!
我が家のさくらんぼが開花!


今年もきっと実るはず!
3月19日(木)
コレです!
WBCキューバ戦最終打席、これまで不振のイチローに久しぶりの快音&快走の3塁打!

いやぁ、胸のつかえがとれました(笑)。



2塁を蹴って風のように3塁へ。コレです!
3月20日(金)
クール・ジャズ
渋谷セルリアン・タワーのJZ Bratにて「Routine Jazz Sextet Tour 2009 First Impression」。

もちろん、自分なりのクール・ジャズをプレイでした。



ディスクガイド「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」ではDrivin' Grooveの項でご紹介させていただいたハロルド・ジョンソン・セクステット。こちらはホーンではなくヴィブラフォンの編成。「Kealiians」をはじめ全曲最高です。
3月21日(土)
「カエル」
オルガンバーでの『Routine Jazz SCHEMA BOSSA Release Party』と、カフェ・アプレミディでの『Free Soul In The Studio~Chill-Out Mellow Ensemble』CDリリース記念パーティーの同日開催で慌ただしい夜。

オルガンの1時台のプレイでは、大好きなアグスティン・ペレイラ・ルセーナの「La Rana(The Frog)」で口火を切っておきました。そしてしばらくしてカフェ・アプレミディへUターン。ルーティンのみんな、続いてくれたかな?



心地よくグルーヴする「カエル」のみならず「3 Horas da Manha」など、彼のキャリアの中でも屈指のアルバム。
3月22日(日)
フライヤー完成しました!
人気コンピレイション・シリーズ第1弾『フリー・ソウル・インプレッションズ』のリリースから15年!
今はなきDJ BAR INKSTICKで行われていた伝説のクラブ・パーティー「フリー・ソウル・アンダーグラウンド」を体現したオリジナル・メンバーも集結!

4/24 Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ・フリー・ソウル 2009
“フリー・ソウル15周年記念パーティー”

[DJ's]
中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太
橋本 徹(SUBURBIA)・二見 裕志(WORLD FAMOUS)・山下 洋(Freedom Suite / Wack Wack Rhythm Band)・松田 岳二(CUBISMO GRAFICO)・小林 径(Routine Jazz )

[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。



『ムジカノッサ2 スパルタカス・ジャズ・ラウンジ・パート2』のイラストをバックに。元ネタはもちろん“ミスター・フリー・ソウル”ことテリー・キャリアーの『What Colur Is Love』ですから!
3月23日(月)
「公園通りの春夏秋冬」発売!
 以下は今回書き下ろした「Frank Talk, Free-Style」掲載原稿です。

 3枚のムジカノッサ・コンピレイションと1冊のディスク・ガイドの制作、そして様々な原稿を執筆する機会に恵まれた2008年後半──生み出すことに集中してエネルギーを注ぎながらもぼんやりと思っていたのは、「もしかしたらここ数年で、最も音楽を聴けていないのではないか?」という一抹の不安。「自分にとっての今年の一枚って、何だろう......」と。そんな中でカルロス・ニーニョを中心としたプロジェクトであるビルド・アン・アークへの参加を経て、2005年に発表された前作『Ballast』で大ファンとなってしまったデイモン・アーロンのニュー・アルバムがリリースされるという情報を耳にしたのは、諸々の作業がようやく一段落した11月の終わりころ。足どり軽く、喜々としてCDショップに向かいながら「そういえば、どのコーナーに行けば買えるのだろう?」と、ふと考えてみる。それは自身の“歌声”を軸に、フォーク、ロック、ヒップホップ、ジャズ、ソウル、ダブ、テクノ、エレクトロニカといった多様な音楽性を絶妙のバランス感覚で紡ぐ──その唯一無二のハイブリッドな作風であるがゆえに不明瞭となる部分。
 「括りとしてはクラブ・ミュージックだろうか?」とも分析しつつ、とりあえずロックのフロアに向かうも、発見することはできません。スタッフに尋ねてみても、まずデイモン・アーロンの存在自体を知らないワケで、インターネットなどで調べているのか随分な時間を待たされた挙げ句に返って来た答えは「理由は分かりませんが、入荷が遅れているようです」とのこと。ようやく手に入れられたのは、師走に入った数週間後の同フロア。しかしながらアルファベットの“D”のコーナーに僅か一枚だけがポツンと置かれているだけで、試聴機に入ってもいなければ、ポップすら付いていません。なんだか、とても残念な気持ちになってしまったのです。これはそのお店やスタッフに“憤っている”のではなく、薄々予想していた状況についてやはり“落胆”してしまったということにほかありません。

 カフェ・アプレミディに持ち帰って一曲目「Matinee」のイントロでいきなりの“震え”を覚え、アルバムを通して一気に完走、僅か数日の内にはたして何十回繰り返し聴いたことでしょうか。それは「音楽を聴けていないことで、今年の一枚に出会えていないのではないか?」という先の疑念を払拭してくれる、本当に素晴らしい内容でした。同時にふと頭を過ってしまったのは、『Occasional Rain』『What Color Is Love』という名盤をチャールズ・ステップニーという偉大なプロデューサーと共に生んだ、テリー・キャリアーという存在。ジョン・コルトレーンからの色濃い影響をフォーキーかつソウルフルに表現してみせた音楽性のみならず、当時置かれていた厳しいセールス面での状況までもがシンクロしているように思えてならなかったのです。

 僕は、こうして自分の好きな音楽について語れる場所があることに感謝し、アクセスしてくれる皆さんの存在を身近に感じながらいつも文章を書いています。もしかすると時代の波にのみ込まれてしまうかもしれない優れた作品が、ひとりでも多くの心ある音楽ファンのもとに届き正当な評価を与えられ、さらにそれが拡がって行くことをことを願いながら。

 最後になりましたが、あらためてデイモン・アーロンの『Highlands』をできるだけシンプルに綴らせていただきます。今回の機会におけるこのチョイスとスタンスこそが、今現在の僕の“リアル”です。

 「ひとりビルド・アン・アーク、もしくは僕たち世代のテリー・キャリアー。それはゆっくりと、深く心に響く音楽」



橋本 徹/武田 誠/松野 光紀/BEN/中村 智昭のCDリコメン@apres-midi.bizの2008年3月上旬から2009年2月下旬をまとめた「公園通りの春夏秋冬」と、デイモン・アーロンの『Highlands』。
3月24日(火)
やったっ!
いやぁWBC決勝、イチローの決勝打には震えましたね!
リアルタイムで観れて幸せでした。

そして興奮冷めやらぬまま、新宿OTOでの「テルサ」へ。今夜も大島さんとのコンビで上げてきましたよ!



金メダルを授与されるイチローとMVPの松坂。岩隈の丁寧なピッチングも良かった!
3月25日(水)
About Time
P-VINEの塚本さんから、5月20日発売予定のテリー・キャリアー『About Time-The Terry Callier Story 1965-1982』のライナーノーツの依頼をいただきました。

「中村さん、お好きでしたよね?」と、僕の顔を思い出していただいて光栄です。

締め切りはカフェ・アプレミディ勤務終了後からしばらく先なので、4月の前半にある程度集中して執筆に臨めそう。



ジャケ、インパクトありますね(笑)。
3月26日(木)
映画「ヴィニシウスー愛とボサノヴァの日々ー」の試写に行ってきました
外交官でありながら生涯に400篇を超える詩と400曲の歌詞を世に送り出し、9回もの結婚を遂げたボサノヴァ史の最重要人物−ヴィニシウス・ヂ・モライス。

彼のペンによるボサノヴァの豊かなロマンティシズムは、永遠に輝き続けます。

こんなにもめくるめく生涯に、僕は決して憧れられません。けれど、あまりに素敵すぎるのです。



手前がヴィニシウスで、奥がバーデン・パウエル。二人の共作である「Canto De Ossanna」に以前から感じていた圧倒的なエネルギーへの理解を、本編でさらに深めることができたのも収穫でした。
3月27日(木)
メキシカン・ヒップ・ダンス
ファイでの「ジャズ・ルーム」。ライヴはお馴染みのファシネイションズで、ホレス・シルヴァーの「Mexican Hip Dance」のカヴァーがすこぶる新鮮!

これはYes!なチョイス!



「Mexican Hip Dance」収録のホレス・シルヴァー66年作『The Jody Grind』。ディスクガイド『ジャズ・ネクスト・スタンダード』でも触れましたが、「Mary Lou」も大好き。
3月28日(土)
ケロ!ワン!
USENの2009“Spring”土曜日14時から18時の4時間分を選曲。

ケロ・ワン待望のニュー・アルバムからベン・ウエストビーチをフィーチャーした「When The Sunshine Comes」もばっちり入れておきました。



なんとトゥオモも参加の『Early Believers』。前作よりもヴァラエティー度がアップ。
3月29日(日)
ありがたいお言葉
「中村くんの日記読んできたんだよ。アプレミディ、お疲れさま」と、ずっと前から僕を熱心に支持してくださる熊谷夫妻がご来店。奥様はこのダイアリーをいつもチェックしてくださっているそうで、紹介したものの中で最近のお気に入りはマティアス・フォークト・トリオの『Coming Up For Air』とのこと。そして「これからも素敵な情報発信をお願いします」というありがたいお言葉まで。

ううっ、ありがとうございます〜(涙)。



そして閉店後は昨日に引き続きUSENの2009“Spring”土曜日18時から22時分を選曲。20時台後半のディナー・タイムにしっとりとお届けするのは、ラドカ・トネフの『Fairytales』から「The Moon Is A Harsh Mistress」。この曲はGrazyna Auguscikのカヴァー・ヴァージョンも良いですよ。そんなワケで、彼女の歌う名曲「So Reminding Me」を一緒に並べておきました。
3月30日(月)
波長みたいなもの
自転車の不具合の修理を終え自宅に戻る途中、ばったりCALMに遭遇(ご近所さんなんです)。「ちょうど良かった。新しいやつを渡したいから、ちょっと寄ってってよ」と玄関までお呼ばれして、『Milestone』と『Rest of The Pieces』の完成品サンプルをいただきました。
別れ際、「じつは......」と切り出してカフェ・アプレミディ退職のご報告と、オープン当初からお世話になったことへの心からのお礼を。労いのお言葉などをいただき、胸はいっぱいでした。直接ご挨拶できて良かった。やっぱり波長みたいなものが合っているのかもしれません(笑)。


4月発売の『Rest of The Pieces』。
以下はCALMからの依頼で、オフィシャル・ホームページ掲載用原稿として書いたものです。


日曜の午後に降り注ぐ柔らかな陽射しと逆光感。
ひどくかけ離れた日々の蒼き記憶。
抑制から解き放たれる意識。
躍動する生命の尊い煌めき。
夜闇への同調の意志。
太陽を司る偉大な王への讃歌。
神を迎えるための尊厳なる舞楽。
全てにエネルギーを齎す新たなる地平の夜明け。
月面にて奏でられる豊かなメロディー。
長き旅路の末に辿り着くべき安らぎの場所。

それはスピリチュアル・マインドとメロウ・メディテーション、さらには極めてオーガニックなグルーヴ。12年というCALMのキャリアにおいて期を別した十片がひとつになり、いま静かに花開く──胸に刻まれる永遠の時の中で──Rest of The Pieces.
3月31日(火)
「ええんじゃないん?」
ムジカノッサのデザイナーである健太郎くんが所属するデザイン事務所「Fairground」(もちろんシンプリー・レッドの名曲に由来)と、カフェ・アプレミディの隣にあった「Wake Up」の元店長さんで、現・阿佐ヶ谷「フィールズ」オーナーの佐藤さんがご来店。このお二人がお揃いだと、初期アプレミディの記憶が走馬灯のように。本当に嬉しかった。
しばらくして橋本さんも合流し、閉店後は4人でオルガンバーでの「トップギア」へ(DJで最近パパになった盟友・鈴木信太郎が、昼間に来てくれて誘ってくれたのです)。
パーティーの主催で大先輩であるヤスさんからは、「おまえのこれからが楽しみよ」と広島弁で。チャーべさんからは「ええんじゃないん? 頑張ったよ。お疲れさま」とやはり広島弁で。

「いよいよ」という気持ちが湧き上がる、とても印象的な一夜でした。



上京直後からご指導いただいているチャーべさん。あれは確か96年で、堀江さんとニール&イライザを始められる直前でした。2年ぶりに「ムジカノッサ」にご出演を願っております。


松田 岳二(CUBISMO GRAFICO)
18歳でDJを始め、23歳でコンガを始め、29歳でギターを弾き始め、今に至る。CUBISMO GRAFICO名義で音源を発表しながら数々のリミックス、プロデュース作品を手掛ける。サポートとして参加しているバンドは、FRONTIER BACKYARD、 MASTER LOW、東京ムードパンクス等。


4/24 Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ・フリー・ソウル 2009
“フリー・ソウル15周年記念パーティー”

[DJ's]
中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太
橋本 徹(SUBURBIA)・二見 裕志(WORLD FAMOUS)・山下 洋(Freedom Suite / Wack Wack Rhythm Band)・松田 岳二(CUBISMO GRAFICO)・小林 径(Routine Jazz )

[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。

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