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2009 05| |2009 07
6月1日(月)
5月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
CARLOS NINO & MIGUEL ATWOOD-FERGUSON / SUITE FOR MA DUKES
A TRIBE CALLED QUEST / THE LOVE MOVEMENT
DWIGHT TRIBLE & THE LIFE FORCE TRIO / LOVE IS THE ANSWER
SLUM VILLAGE / FANTASTIC, VOL.2
COMMON / LIKE WATER FOR CHOCOLATE
THE PHARCYDE / LABCABINCALIFORNIA

ビルド・アン・アークのカルロス・ニーニョが作曲家/アレンジャー/マルチ・インストゥルメンタリストであるミゲル・アットウッド・ファーガソンと組んで、ヒップホップ史上最も重要なトラック・メイカーの一人であった故J・ディラへ捧げたトリビュート作『SUITE FOR MA DUKES』。

そこでフル・オーケストラでどこまでも深い愛を持ってリメイクされた楽曲は、トライブ・コールド・クエストのラスト・アルバム『THE LOVE MOVEMENT』からのシングルで、テイ・トウワの“TECHNOVA”を下敷きに制作された“FIND A WAY”、ビルド・アン・アーク参加後のドゥワイト・トリブルがリリースした『LOVE IS THE ANSWER』の“ANTIQUITY”、ロバート・グラスパーも“J DILLALUDE”でメロディーを引用していたスラム・ヴィレッジの名曲“FALL IN LOVE”、コモンの傑作『LIKE WATER FOR CHOCOLATE』の“NAG CHAMPA”という、かつてJ・ディラが手掛けた永遠の記念碑たち。もうこれは、感動的としか言いようがありません。

僕は彼が亡くなった32歳という年齢をむかえた5月の最終日、泉のように湧き出る才能をもって若くして成し得た偉業とあまりに短すぎるその人生に想いを馳せながら、追悼の意を目一杯に込めて一日中この作品を繰り返し聴いていました。これからも彼の音楽は世代や国境を越え、人々の心を揺さぶり続けることでしょう。そして14年前に僕を正しい道に導いてくれたファーサイドの“RUNNIN'”が、J・ディラの手によるものであったこともここに付け加えさせてください。それは僕の音楽地図の中で、あまりに豊かな未来に繋がる航路だったのです。



カルロス・ニーニョ&ミゲル・アットウッド・ファーガソンの 『SUITE FOR MA DUKES』。 You Tubeで動画が観れます。ぜひ検索してみて。
6月2日(火)
5月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
THE LATE CALL / LEAVING NOTES
KINGS OF CONVENIENCE / QUIET IS THE NEW LOUD
KINGS OF CONVENIENCE / RIOT ON AN EMPTY STREET

2001年のデビュー作『QUIET IS THE NEW LOUD』、そして2004年のセカンド『RIOT ON AN EMPTY STREET』で世界中のミュージック・ラヴァーを虜にしたキングス・オブ・コンヴィニエンス。ニュー・アルバムを待ちこがれるあまりに似たサウンドを求め、レコード屋さんなどで「キングス・オブ・コンヴィニエンス・ファン必聴!」などと書かれていると、ついつい手が伸びてしまうもの。けれど期待に胸を躍らせながら耳にする中で、やはり非なるものであることに気が付いてしまった記憶ってありませんか? 僕は、数えきれないほど(笑)。だからこそ多少彼らを連想させるような作品に出会ったとしても、こうした機会に引き合いに出すことは懸命に我慢してきました。けれど、今回だけは許してください。

ストックホルムのシンガー・ソングライターであるヨハネス・マイヤーのソロ・アコースティック・ユニット、レイト・コールの『LEAVING NOTES』。これが本当に素晴らしいのです。本人のアコースティック・ギターとヴォーカルによる叙情的なメロディーに、ヴィブラフォン、ストリングス、ピアノ、アコーディオンが各曲に加わるシンプルなアレンジ。キングス・オブ・コンヴィニエンスの大きな魅力の一つとして、極めてオーガニックな音楽でありながらも現在進行形のリズム〜ビートへの強いこだわりがある部分(リミックス盤『VERSUS』でのリミキサーの人選やセカンド・アルバムでの“I'D RATHER DANCE WITH YOU”あたりに顕著ですね)が挙げられますが、それに匹敵する印象を残してくれるのが“THINKING WHAT TO SAY”“FOR THE FIRST TIME”“FRIEND”“THE SUMMERTIME”といった、4曲のゆったりとしたワルツ。

まず手に取るきっかけはキングス・オブ・コンヴィニエンス・フォロアーという括りでも良いのかもしれません。でもこの作品は、それ以上に貴方の毎日にフィットする音楽だと思います。ぜひ聴いてみてください。



ジャケにも空気が漂います。夏にちなんだ曲でアルバムが締まるあたりも共通項。
6月4日(木)
そろそろ梅雨入り?
紫陽花がベランダで開花!

そろそろ東京も梅雨入りでしょうか?



街ではもう少し早く咲いてましたね。日当りとかの関係かな?
6月10日(水)
6月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
KENNY RANKIN / THE BOTTOM LINE ENCORE COLLECTION

カフェ・アプレミディの現場を離れた今、大好きなケニー・ランキンを毎日より身近に感じたいとふと思い立って、来日公演時のフライヤーを自宅の玄関に飾ったのがほんの数日前。突然の訃報に言葉を失ってしまいました。あの日のあまりにも音楽的なアルペジオと信じられないほどに澄んだ歌声による“BLACKBIRD”のピュアネスを、一生忘れることはありません。きっと永遠に幸福な音楽を奏でる神様に──そう想うと、どうしてこんなにも心が満たされ、温かな気持ちになってしまうのでしょうか。そして、涙が止まりません。

このライヴ盤『THE BOTTOM LINE ENCORE COLLECTION』は、僕が体験したブルーノート東京での衝撃のパフォーマンスの記憶を鮮明に蘇らせてくれます。アルバム『SILVER MORNING』での印象よりもずっと猛々しかった“HAVEN'T WE MET”の躍動感、そしてラストのアカペラによる“BECAUSE OF YOU”。先日のブロッサム・ディアリーから間もなくして、ケニー・ランキンまで……。僕たちは今、そんな時代を生きているのですね。



ピアノの弾き語りによる“INSIDE”には、心が震えます。どうか安らかに。
6月11日(木)
2年ぶりに広島へ帰省
今日は実家の純喫茶「中村屋」でゆっくり。

昼ご飯どきともなれば、満席近くまで埋まってます。父母と、1年前から手伝いはじめた弟の3人が懸命に店をまわしています。思わず手伝いたくなるのをグッと我慢。

夕食後、広島カープのマリーンズ戦ナイター中継を祖父と観てたんですが、敗色濃厚で一緒に途中棄権(悲しくなるくらいに打たれてたんです。もう“火だるま”って感じ)。後で聞いたら、2-23という歴史的大敗に。トホホ......。

夜はバー「ロクスタ」のママにご挨拶。夜は更けて行きました。



中地下フロアから望む店内。電気は消されてますが、シャンデリアがあります。左手グリーンの奥にも席が並んでいます。
6月12日(金)
「ヲルガン座」と「H LIFE05」
高校生にころにお世話になっていたDJ POMさん(チャーべさんとも旧知の仲!)のお店「アップル・ノッカー」へ。子供服と7インチ・レコードという不思議な組み合わせの品揃えながら、らしさの滲み出た好感の持てるスペース。7インチの世界、まだまだ奥が深くてすごいですね。

夜は広島のモッズ・メーデーを仕切る若頭DJであるオサムくんと、実家のとなり町(とは言っても徒歩5分くらい)に最近できたという話題の音楽喫茶「ヲルガン座」へ。

行ってみるとオサムくんの知り合いの会合と鉢合わせ。広島限定のフリーマガジンの発行記念打ち上げパーティーだったようなのですが、なんと特集に「中村屋」が大きく取り上げられているではありませんか!

「すごい偶然」と企画の周藤さん。こんな出会いもあるんですね。取材と掲載、本当にありがとうございます(笑)。

「中村屋」配布分を託かって帰宅、まもなく就寝でした。



お店のステージにて。フリーマガジン「H LIFE05」と一緒に左からオサムくん、僕、周藤さん。
6月13日(土)
夜のフルコース
ユーラシアン・スイートという名義でリリースを重ねている広島在住アーティストである尾崎さんと、流川の「旬肴」で一緒に食事。とても美味なウニクレソンやアスパラの酢みそ和え、上等なレアビーフカツなどをお腹いっぱいにいただきました。

尾崎さんには学生時代から本当に良くしていただいて、いくら感謝しても足りないくらいです。

その後はバー「ロクスタ」で1時の閉店まで楽飲。そしてさらにママと一緒に名物マスター岡さんがいる「スリムチャンス・スタジオ」へ。僕の表現力とユーモア・センスのなさでは書けば書くほど伝わらないのですが、とにかく岡さんは相変わらず面白い! メチャ笑えるブログがあるんですが、あえて伏せておくことにします。興味がある方はぜひ探してみて(笑)。

今夜は広島の夜をフルコースで満喫でした。会うべき人たちにちゃんと会えたって感じです。


こちらは「ロクスタ」で話題の「カープ・チャイダー」(ママ撮影)。お茶+炭酸の変わったドリンク。甘いので、辛めのスピリッツと相性が良いかもですね。トニックの代わりに使ってみたりとか。新球場完成に沸く広島には、街中にカープ坊やの姿が!
6月14日(日)
お出かけ
広島は空梅雨ぎみながら、連日の晴天。軽くレコード屋「GROOVIN'」をのぞいたりのゆるりな午後。

店が休みなので、夜には家族で食事に出かけました。無口な弟も一緒で“一家だんらん”という感にはなりませんでしたが、それでも揃って外食できて良かった。数年ぶりの“お出かけ”に母も嬉しそう。

魚好きの僕に気遣ってか和食だったんですが、次回は弟の趣向に全面的にあわせて「肉」にしようということで後に一致。もしかしたら弟のことが、一番の共通の話題なのかもしれません。



散歩がてらに撮影した一級河川の太田川です。広島は6本の川(かつては7本)が流れる住み良い街なのです。
6月15日(月)
さらなる里帰り
お昼に自家米を届けてくれた父方の祖父の車に乗って、東広島市の志和町へ。以前もこの日記で書きましたが(2006年5月13日をご覧ください)ここは父の実家で、山陽本線で最も標高が高い駅である「八本松」からさらに奥に入った田舎です。田植えが終わってのどかな風景。
「よう帰ったの」と祖母は目を細めていました。

遅い昼食をすませてふらりと裏のはなれへ。ここは元々親父兄弟が使っていた建物で、今は父が月一くらいで帰省して過ごす趣味の部屋的なものがあります。
レコードや本、一見ガラクタとも思えるオーディオが大量に。
古いジャズの名盤と少しのクラシックをチェックして、「ふむふむ」と。これらを東京に持ち帰れるのであれば、今後のレコード代はまた違う方面にまわせるのですが(笑)。

夕方には畑に行って食材を物色。「今は一番何にもないんよ」という祖母の言葉でしたが、サニーレタス、パセリ、青シソ、赤シソなどの葉ものが充実で、見事な太さのアスパラには思わずテンションが上がってしまいました。夏に食べごろとなるトマトも小さく青い実をつけ、茄子の苗も順調な発育ぶり。

キッチンを借りて、晩ご飯の用意。途中寄ったお店で衝動買いしたイサキ(夏の魚です)を3枚に下ろしてあらはスープに、身はバターで焼きました。やはり自家製のにんにくと玉葱でトマトソースを作り、アスパラと冷蔵庫にあった豚肉を炒めて絡め、簡単パスタを。

外食は滅多にしない祖父母は、洋風料理をもの珍しそうに食べてました。「こんなお客さんだったら、らくができてええわい」とは祖母のコメント(笑)。

そしてゆっくりのお風呂。ああ幸せ。



特に散らかってる箇所は、父の名誉のために写らないようにしておきました。一見素敵な部屋風ですが、そんなこともありません(笑)。高価そうなオリジナルらしき名盤もちらほら。
6月16日(火)
国中男子バスケ部
三越上のビアガーデンで、広島市立国泰寺中学校男子バスケ部のプチ同窓会。帰省した日に「今日から広島なんよ」と急な連絡をしたのに、こうして集まってくれて本当に嬉しかった。

10年以上会ってないメンバーがほとんどで、少し遅れて到着した僕の顔を見た瞬間にみんなから爆笑が......。どうやら、あまりに変わってないってことだったみたいですが(苦笑)。

やっぱりこういうのって懐かし楽しいですね。懸命に練習しても上手くならなかったあの日のほろ苦い記憶が鮮明によみがえります。

ちなみにまだ結婚してないのは僕を含めて2人だけ。中には子供が3人っていう尊敬に値する友人も。ううむ、考えさせられまっす!



僕らの学年は確か全員で15人くらいだったでしょうか? 毎日しんどかったけど、今憶うと充実してました。「次回はみんな集めてバスケやろうや!」と解散です。
6月17日(水)
焙煎見学
コーヒー豆の焙煎を父の横で見学。祖父の時代から通して、ちゃんと意識的にここへ立つのは初めてのこと。煎りたて熱々の豆をかじるのも初めて。

それにしてもとにかく熱い! 真夏のことを想像すると、それだけでクラクラ。これは重労働です。

祖父が生きてるうちに本格的に焙煎を学びたいとも思うのですが、そのためには相当にまとまった時間が必要です。たくさんのことをきちんと順序立て、整理して諸々に挑まなくては......。


夜は「ロクスタ」を経由して、高校時代にお世話になった「EDGE」(僕が初めてDJしたお店です)で店主のエイジさんに色々ご報告を。温かく迎えていただきました。



祖父から父へと受け継がれた、オープン当初(since 1946!)からの「中村屋」の顔。こんなにも古い機械がよく動くものです。
6月18日(木)
6月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
MAL WALDRON / LEFT ALONE

この文章は、広島の実家である純喫茶「中村屋」で書いています。年齢と共に、いよいよ毎日の重労がしんどくなってきたという母を見かねた(のであろう)1つ歳下の弟が、言葉少なく店を手伝う姿を遠巻きにぼんやりと眺め、望むべくして自らが帰る場所を失った実感をやんわりと噛み締めながら。

昨晩から気が向いたときにゆっくりと読んでいるのは、栗村政昭さんの著書「ジャズ・レコード・ブック」。これはかの「Swing Journal」誌で、1965年2月号から2年半にわたって連載された「ベスト・プレイヤーズ ベスト・レコーズ」をまとめたもの。父の棚から拝借したこの古いジャズ・ガイド、その内容自体もさることながら、興味を引かれたのは若き日の父の手による多くのアンダーライン。

セロニアス・モンクの項の「空間の処理法──抜群のタイム感」だとか、ロイ・エルドリッジの項の「ルイ・アームストロングとディジー・ガレスピーを結んだジャズ・トランペット主流派線上の中間に立つ巨人」だとか。レッド・ガーランドとウィントン・ケリーの2つの項では、「トリオ」という単語にポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズの名前が加筆されていたりします。やはり、当然に父もいわゆる「勉強家」だったわけですね。

たまたま最近聴いていたマル・ウォルドロンの『LEFT ALONE』(彼が伴奏を務めた亡きビリー・ホリデイに捧げた、1959年の味わい深い名盤)のクレジットに、ひときわ濃くて太い鉛筆の跡を発見し、何ともこそばゆい感じをさっきから楽しんでいるのですが──さて、父に気づかれないようにこっそりと本を棚へ戻して、そろそろ東京へ向かう便の予約を入れなければなりません。



レコードなら、A面を繰り返し。
6月19日(金)
6/26迫る!
2年ぶり、約一週間の広島滞在から帰宅。

毎回ながら、祖父母も含む家族総出の見送りには胸が詰まりました(苦笑)。


さて、いよいよ「ムジカノッサ」の開催!

一緒に踊って飲みましょう! お待ちしてます!



6/26Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ:クラブ・ジャズ・ミーティング 2009“ジャザランド”
[DJ's]中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太・橋本 徹(SUBURBIA)・廣瀬 大輔(DMR)・小林 径(Routine Jazz )
[Guest DJ's]竹花 英二(Jazz Brothers)・小川 充(Jazz Next Standard)
[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です

竹花英二(Jazz Brothers / t.g.electronic)
United Future Organization (U.F.O.)監修のコンピレイション『Multidirection』にてJazz Brothers名義でデビュー。ピーター・ナイス・トリオ(HOSPITAL)、Florinda Bolkan(IRMA)、U.F.O.、ピチカート・ファイヴ、東京スカパラダイスオーケストラ、忌野清志郎、井出麻里子などの楽曲リミックスを手掛け、98年より3年間Yohji YamamotoのParis Collectionにて選曲/DJを行う。2006年にはイギリスの名門Soul Jazz Recordsより12インチ・シングルをワールドワイド・リリース。選曲コンピレイションには『Ultimate Garage And Breaks - Universal Step』(ユニバーサル)、『Flying Dutchman Funk Jazz Classics』(BMGビクター)などがある。SHIBUYA-FMで放送中の「Jazz Brothers Production」も好評。
http://www.tgelectronic.com

小川充(JAZZ NEXT STANDARD)
DANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーを務める傍ら、音楽評論家・ライターとして雑誌のコラムやCDのライナーノーツなどを執筆。著書に『JAZZ NEXT STANDARD』 、同シリーズの『スピリチュアル・ジャズ』『ハード・バップ&モード』があり、最新刊は『クラブ・ミュージック名盤400』。また、『DOUBLE STANDARD』『音楽をよむ』『JAZZ SUPREME』『ブリザ・ブラジレイラ』『LATIN DANCE MANIA』『超ハウス・ディスク・ガイド』『ブルーノート決定盤100』などにも寄稿。DJ/選曲家としても活動中で、ブルーノートの『ESSENTIAL BLUE − Modern Luxury』(EMI)、Tru Thoughtsの『Shapes Japan : Sun』(Beat Records)などのコンピレイションの選曲や、CDリイシュー・シリーズの監修も手掛けている。
http://ameblo.jp/win-dom/
6月20日(土)
“東京”の夜
東京駅すぐそばのコットン・クラブにてトゥオモのライヴ。

同席させていただいたのは、音楽評論家の渡辺亨さんと橋本さん(このお二人とっていうのは、とても光栄です。音楽的で、濃いですね)。案内していただくと、何とトゥオモ本人に最も近いVIP待遇の超特等席。手の届く距離にあるフェンダー・ローズに大興奮で、もちろん演奏もばっちり。パーカッションの彼の表情も印象的でした。終了後、まだ未購入だった2ndアルバムを買って、その場でサインを。前回(2007年12月10日)の来日ライヴの際は“To Tomoaki”と書いてもらったので、今回は“To Nakamura”と。

一度帰宅しレコードを選んで、オルガンバーの「ルーティン・ジャズ」へ。今夜課せられたテーマは“生音”ということで、一層の気合いで挑んだプレイの出来はまずまず。なんとか径さん前をつくれました。

昨日広島から戻ってきたばかりだったので、普段よりも強く“東京”を感じ意識する夜だったかと。

とてつもなく大きなビル群と、いつまでも眠らない街。やはりここは“都会”なのですね。



開演直前に着席で撮影。どうです!? 激近ですよね。ローズの上にはムーグも乗ってます。手前のエフェクターを左手で切り替える瞬間とか、好き者の僕には堪りません(笑)。
6月21日(日)
今夜はこんなんで寝てます。
悩みとか、きっと無いんでしょう(笑)。

そんなヤッコの姿を見てホッとできる僕はシアワセ。



肉球をつつくと“ピクピク”と。
6月22日(月)
音のソムリエ
しばらくご無沙汰していたDMRへ。廣瀬くんは今日は本社とのことだったのですが、小川さんが直々に新譜を何枚か聴かせてくださいました。

以前のように毎日渋谷ではないので細かいチェックがおろそかになっている気がします。しかしながら、信頼できる音のソムリエがいるというのは心強いですね。

やはり欲しいレコードが沢山でしたよ。



今日の一番の収穫はMayer Hawthorneの『“Maybe So, Maybe No” b/w “I Wish It Whould Rain”』。ソウルフルでメロディアス。両面共に最高です。ストーン・スロウの12インチらしくトラックも良いので、インスト収録の価値あるシングルかと。アルバムの到着が待ち遠しいな。
6月23日(火)
天使ちゃん
新宿OTOでのお馴染み「テルサ」。

僕のDJ中にブースで堀内さんいわく「中ちゃん、今日(のプレイ)すごいね!」とのことでしたが、さてどうだったのでしょう? あまり実感がないのです(苦笑)。

あと、2年ぶりのNY帰りのマリコちゃん(その笑顔と羽が生えているかのごとき軽やかなダンス・スタイルから、僕は勝手に“天使ちゃん”とも呼んでいます)が、先週末のルーティン・ジャズでのプレイと合わせて「中村さんのつくる音の空間には、動きがあって心があって、踊っていて本当に楽しかったです」と、なんとも沁みるコメントを。

ありがとうね。



箱バンのZamba Ben効果もあってか、今回も好調なイヴェントとなりました。
7月は26日(日)にディモンシュでも開催!
6月25日(木)
SHIBUYA-FM「Jazz Brothers Production」
竹花英二さんがパーソナリティーを務めるSHIBUYA-FM「Jazz Brothers Production」にゲスト出演。

かつてレギュラーでDJをさせていただいた、今はなき南青山Blueのころの懐古(どうやら僕は、当時を知る最後の世代だそうです)から現在のシーン、そして新旧ムジカノッサ・コンピなどの話題でスムーズに進行し、あっという間の一時間。

ディスク・ガイド『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』を手に竹花さんが「これ、風呂につかりながらよく読んでるよ」と、嬉しいお言葉をかけてくださいました。確かに表紙が湯気のせいかヨレヨレ(笑)。



収録後にスタジオにて。この写真、実はテイク3です。特に竹花さんらしい気合いの入った一枚があったんですが(ディレクターの江口さんとも意見が一致)、残念ながらNGがでてしまいました(笑)。
6月26日(金)
ムジカノッサ(僕たちの音楽)──マイケル・ジャクソン
朝起きてテレビをつけると、マイケル・ジャクソンの訃報が報じられていました。

ショック。

みなさんと同じように、子供のころからお茶の間レヴェルで当たり前に影響を受けてきたヒーローなのです。そして今日が「ムジカノッサ」のパーティー当日というのは、きっと何かの縁なのかも。音楽ファンとして、さらにはDJとして、絶対にきちんと追悼しようと強く決意。

そして迎えた夜。満員の会場に、オーガナイザーとして心が踊ります。

僕の出番は小川充さんからのバトンで2時を過ぎたところ。MCを入れて、一曲目は「Rock With You」。ムジカノッサ的スタンスから、D-インフルエンスのヴァージョンをチョイス(もちろんマイケルのオリジナルと迷ったんですが、やはり普段通りであることが彼への誠実なリスペクトになるのかと)。あんなにもフロアが温かな空気に包まれた記憶は、そうありません。

もちろん今夜のテーマは「JAZZALAND」。そこからは怒濤のブレイク・ビーツとソウルフルなファンキー・ジャズで、大いに盛り上がりました。竹花さんのプレイも硬質で最高。

来てくれたみなさん、本当にありがとう。ラウンジを含む複数の出演者からも「楽しかった」との声が。次回は夏の終わりに開催です。またお会いしましょう。



アルバム・ヴァージョンとは違ってドラム・ブレイクとスクラッチからスタートするメFUNKSHUN mixモがマイ・クラシック。たぶん安価で手に入ると思うので、ぜひ探してみて。リリースは1998年。
6月29日(月)
夏のファンファーレ
「usen for Cafe Apres-midi」のメ2009 Summer Selectionモ、14時から18時を選曲。

時報代わりのお馴染みカルトーラの後には、一昨日終えた火曜日の22時から26時分の選曲と同じくケニー・ランキンを追悼で、曲はメLike A Seed”。

そして続いてはアメリカ(バンド名です)の夏らしい名曲“Ventura Highway”のIda Sandによるカヴァー。ホーンのアレンジがファンファーレっぽくてイメージにフィット。

Thievery Corporationの初期傑作“So Com Voce”なんかも入れておきました。今また新鮮に聴いてもらえると思います。



Ida Sandの『True Love』。
6月30日(火)
夏のエヴァー・グリーン
「usen for Cafe Apres-midi」のメ2009 Summer Selectionモ、18時から22時を選曲。

とにもかくにもメ夏に聴きたい曲モを意識。というわけで久しぶりにブッカーTのメJamaica Song”をさらりと。最近はCMソングとしてもお馴染みですしね。あ、昨日終えた昼間分には、チャーべさんによるキュビズモ・グラフィコのヴァージョンも忍ばせておきました。

放送は『D/H-3 usen for Cafe Apres-midi』
毎週火曜日 (7/14、7/21、7/28、8/4、8/11、8/18、8/25)の22:00~26:00
毎週土曜日 (7/18、7/25、8/1、8/8、8/15、8/22、8/29、9/5)の14:00~22:00
となっています。



ブッカーTのまさにエヴァー・グリーンな『Evergreen』。いよいよ眩しい季節が目のまえに!

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2009 05| |2009 07