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2009 06| |2009 08
7月2日(木)
6月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の三
THE ALLSTARS COLLECTIVE / ALL ABOUT THE MUSIC

サックスのマット・クラケットを中心に、インコグニート黄金期のベーシストであるランディー・ホープ・テイラーや歌姫ジョセリン・ブラウンといった名うてのミュージシャンが集った、まさに“オールスター”なドリーム・チームが、アヴェレイジ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュアートをプロデューサーに迎えて制作した『ALL ABOUT THE MUSIC』。ともすれば大味になってしまいそうな企画ですが、これがまさに“UKソウルの良心”と呼ぶに相応しい一枚なのです。

多幸感が眩しいサニー・ソング“SOMETIMES”に、こみ上げるメイル・ヴォーカル&コーラスが最高な“REMEDY”と“HEY, LISTEN UP”、ジェイソン・ムラーズの“I'M YOURS”あたりとも並べて聴きたいレイドバック・チューン“ON MY MIND”から続くフォーキー・スロウの“TIME WILL TELL”と、フリー・ソウル〜アシッド・ジャズ・ファン感涙の名曲がずらりと並びます。

実は先にリリースされていたジャケ違いの輸入盤は、タワーレコード渋谷店のバイヤーである塩谷さんに「中村さん、ぜひ聴いていただきたいんです!」と(それはそれは人柄の滲み出た笑顔で)プレゼントしていただき、以来DJ用バッグに入りっぱなし。もちろん「ムジカノッサ」でもヘヴィー・ローテイション中です。

僕は車の運転はできないけれど、このアルバムをBGMに窓を開け放って海岸線をドライヴできたら──なんて想像も淡く膨らんでしまう、いよいよな夏気分を盛り上げてくれるお薦めのアルバム!



「ジャケ違いの輸入盤」は、2008年6月15日の日記にて。
7月3日(金)
6月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の四
V.A. / IN THIS NEST, WE FOUND OUR WINGED TALES

カフェ・アプレミディの仕事から離れることで最も変わった生活のリズムは、就寝の時間とそのスタイル。約10年もの間、毎深夜極限まで疲れては、ほぼ気絶に近い状態からなし崩し的に眠りに就くというのがある種のパターンでしたが、最近では日が変わるころに照明を落として横になって、ゆっくりと考えごとをしながらいつの間にか深い眠りに落ちていくことができています。そしてその際には、お気に入りのCDをごくわずかなヴォリュームで鳴らしながら。当たり前にささやかな幸せというのは、きっとこういうことなのですね。

そんな訳でプレイヤーの横にレギュラーとして定着し、かなりの頻度でお世話になっているのがこの『IN THIS NEST, WE FOUND OUR WINGED TALES』。

マレイシアのエレクトロニカ・レーベル、mu-nestから届けられたコンピレイションで、日本、シンガポール、中国といったアジア圏を中心とした国々の10組の異なるアーティストがお互いの楽曲にリミックスを施すというエクスクルーシヴ企画盤。ASPIDISTRAFLYの“RED TOE NAILS (HARUKA NAKAMURA'S NOITE QUIETA REMIX)”からラストのAKIRA KOSEMURA“JUST A FEW MINUTES (ME:MO REMIX)”まで、ピアノやギターのアコースティックな音色と繊細な電子音が見事なまでの統一感をみせる好内容で、薄らと遠く聴こえる波の音や虫の鳴き声に脳内アルファ波も大きく波打ちます(おそらく)。

CALMや中島ノブユキさんをお好きな方には間違いなく気に入ってもらえると思うのですが、いかがでしょうか?



ジャケの不思議な雰囲気は、音のふわふわ感を表現です。
7月4日(土)
次回ムジカノッサの詳細決定!
MUSICAANOSSA:CLUB JAZZ MEETING SPECIAL
impro VS JAZZALAND

ムジカノッサ:クラブ・ジャズ・ミーティング・スペシャル
“インプロ VS ジャザランド”

8.28.Fri.at Fai, Aoyama
start 23:00 to 5:00

info:03-3486-4910(fai)
www.fai-aoyama.com/

DJ: 松浦 俊夫(impro)
中村 智昭(MUSICAANOSSA)
高木 慶太
橋本 徹(SUBURBIA)
廣瀬 大輔(DMR)
小林 径(Routine Jazz )

impro
松浦 俊夫が主催する移動式パーティー。ジャイルス・ピーターソン、トゥ・バンクス・オブ・フォー、SOIL&"PIMP"SESSIONS、ニコラ・コンテらを招聘し東京で行われた世界基準のクラブ・イヴェント。「サウンド&レコーディング・マガジン」の増刊誌である「GROOVE」(リットーミュージック)にて同名のコーナーも好評連載中。

松浦 俊夫
1990年にUnited Future Organization (U.F.O.)を結成。日本に於けるクラブ・カルチャー創世記の礎を築く。12年間で5枚のフル・アルバムを全世界32ケ国で発売、高い評価を得た。2002年の独立後も精力的に世界中のクラブやフェスティヴァルでDJを続ける。またJames Brown、Earth Wind&FireからAstor Piazzolla、Gotan Projectまで幅広いジャンルのアーティストのリミックスを手掛ける傍ら、ファッション・ブランド等のコンピレイションやブティックの音楽の監修も行っている。その世界を舞台に培われた感性とネットワークを駆使し、イベントのプロデュース、コンサルティングやGilles Peterson,Tomatoなど海外アーティストのエージェント業務等、その活動は各方面から注目を集めている。近作にAlfa Romeo 8CのイメージCD『Alfa Sound』、Blue Noteのコンピレイション『Sunday Blue』(EMI MUSIC JAPAN)などがある。



こちらはジャイルス・ピーターソンをゲストに昨年行われた「impro 4」のフライヤー。僕は「impro」のDJでもあるので、今回の企画ではある種のレフリーみたいなものも兼ねることになるのでしょうか(笑)。松浦さんにはロング・プレイを願います!
7月5日(日)
浜松町/お茶の水/神田
昼過ぎから浜松町にてラジオの収録。

色々なことがトライアルな感じなのでまだ詳細はお伝えできませんが、楽しくなりそうです。またお知らせしますね。

終了後は親友・中村心之くんの案内(彼の地元なのです)で、お茶の水〜神田を散策。ディスクユニオンお茶の水の各店舗をパトロール(異常ありませんでしたっ!)から料理専門の古本屋へと、久しぶりにテンションの上がる時間。極めつけは有名な貸しレコード店の「ジャニス」。こちらも学生時以来の訪問だったのですが、いやー、すごい品揃えです。定盤はもちろんのこと、めちゃマニアックなものまでオール・ジャンルに幅広く。きっとスタッフさん達はみんな熱心な音楽信者ですね。共感&感服いたしました。

締めは男二人でしっぽりと老舗「薮蕎麦」へ。瓶ビールを酌み交わしながら、女将が詩吟で詠み上げるオーダーに耳を傾けたり。

日曜日の夜ということでお目当ての喫茶店は軒並み閉まってましたが、それでもある種の風情ある街の空気を堪能することができました。



本日の収録でお世話になったジュリアナ・アキーノの『Discobossa』。キャッチーだけど、なんて安易なタイトル(笑)。「I'm Every Woman」、そして「君の瞳に恋してる」。基本的に選曲は心之くんで、今後僕も少し茶々を入れていくことになりそうです。
7月6日(月)
「グランツー」以来!
本日FPM田中さんから、西麻布Yellowでの「グランツー」以来の共演依頼が!

これは嬉しい(泣)!

しかもさらに(須永)辰緒さんと(驚)!

取り急ぎ、メールでいただいた内容をそのまま転載いたします。

●イベントタイトル:THE PARTY
●日程:2009年8月21日(金)
●時間:24時OPEN/START〜5時
●会場:渋谷microcosmos(ミクロコスモス)
http://www.microcosmos-tokyo.com/
●出演者:田中知之 (Fantastic Plastic Machine)、須永辰緒 (Sunaga t Experience)、中村智昭(MUSICAANOSSA)
●入場料:2500円 (with 1 drink)



実は僕、フクロウ大好き。
7月7日(火)
満月のキレイな七夕の夜でしたね。
さて、今月も「ルーティン・ジャズ」開催!

7/18 Sat.
ROUTINE JAZZ

[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・大橋 直樹・楠本 伸哉・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・Routine Jazz Crew
[at] 渋谷 オルガンバー
[info]03.5489.5460



僕は3時過ぎからプレイ予定です!
7月9日(木)
やわらかな夜
一馬くんから直接お誘いをいただいて、渋谷DUOでのオレンジペコーのライヴへ。会場は満員。

バンドの音はというと、なんとサンタナやアステカばりのラテン・ロック・サウンド! 正直驚きました。彼らは進化し続けています。中盤にはヴォーカルの智ちゃんがディジュリドゥー(ジャミロクワイもデビュー時に使ったアボリジニーの管楽器)まで吹いていたし。

タブラ(こちらはインドの打楽器)がグルーヴするシーンもあったりで、一馬くんのここ数年の音楽の趣向が集積されている感も出ていました。

もちろん後半はお馴染みのアコーステックなスタイルで彼らの代表曲をファンと一緒に熱唱。どれも本当に素晴らしいメロディー。心にじんと響きました。

終了後は一馬くんと僕を引き合わせてくれたラジオ・ディレクターの三浦くんと、Bar Blen blen blenで軽くお酒を。

心に清々しい風が吹き抜ける、やわらかな夜でした。



オレペコの活動10周年を記念して昨年リリースされた『Sun & Moon』。今夜も披露された名ワルツ“やわらかな夜”も収録のベスト・オブ・ベスト。
7月10日(金)
ダブル・バースデイ・ナイト
下北沢WEDGEでのCALM「B4E」、そして新木場ageHaでのFPM「Baroque」と足を運んでみました。偶然にも両イヴェントともバースデイ・ナイト。お二人に直接お祝いの挨拶ができてよかった。

FPM田中さんからは「(8月21日の)ミクロコスモスよろしくな!」ともお言葉を力強くいただきました。

それにしても早い時間(下北沢には20時着!)からのこのハシゴの仕方ってけっこうタフ。新木場では明け方にぐったり。もう若くないってことですね(苦笑)。



ageHaの看板にはFPM'S BIRTHDAY BASH!!!の文字。ゲストはモンドグロッソの大沢さん。色んな意味で、凄いパーティーでした。DJ OZMAも歌ってたし(笑)。
7月11日(土)
barquinhoが満一才!
渋谷のバー「barquinho」の1周年記念パーティーへ。テルサでお馴染みのサブリナさんのライヴは残念ながら終了していたものの、ゆっくりとカウンターでジントニックを。BGMはタニア・マリアの「Come With Me」。

そして本日はDJでないんですが、青山everでの「Jazz Room」へ。何か役に立てればとは思っていたところで、ブースまわりのバタバタをちょっとだけお手伝い。

ガグルの“DJ MITSU THE BEATS”ことミツさんと、「またムジカノッサで一緒にやりましょう!」とがっちり握手。ナイスなタイトルも実はほぼ決まってますが、まだ内緒ということで(笑)。

この3日間、色々な知り合いと話す機会に恵まれました。



「バルキーニョ」の顔と言えるマイーザの『Barquinho』。ホベルト・メネスカル/ホナルド・ボスコリの名曲「O Barquinho(邦題:小舟)」がそのままタイトルになってます。乗っているのはマイーザとタンバトリオ、ホベルト・メネスカル。
7月12日(日)
受け継がれるボサノヴァの血
先週日曜に引き続いて、浜松町にてラジオの収録。まだ不慣れな感じではありますが、なんとか口を動かしています。

選曲テーマはボサノヴァ。お伝えしたいことは沢山あったのですが、いかんせん時間の制約があまりにタイト。もっと要点をしっかりと押さえなきゃ、ですね。勉強になります。



今回お世話になったマリアナ・ヂ・モラエスの『So e Pecado Sambar』。ジョビンの「Estrada Do Sol」など。なんとヴィニシウスの孫娘さんだそうです。
7月13日(月)
DJが続きます!
7/24(金)は2本!
7/24 Fri.
『音楽のある風景』CDリリース記念パーティー
[DJ's]橋本 徹(SUBURBIA)・吉本 宏・ヒロチカーノ・高木 慶太・高橋 孝治・中上 修作・本多 義明・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Cafe Apres-midi
[info]03.5428.5121
※22:00から翌4:00までの開催です。


7/24 Fri.
Jazz Room
Mods Special
[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・黒田マナブ (K. Dove)・大橋 直樹 (Ultra Master)・SHIRO (Facing Facts)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・中島 健吾
[Live]snatch
[at]南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00よりの開催です。


早い時間はカフェ・アプレミディ、後半はスナッチのファンキー・オルガンが楽しみなファイにて! 
7月14日(火)
夏の鎌テル2009!
7/26 Sun.
Terca
Shonan Summer Road 2009

[DJ's]堀内 隆志(cafe vivement dimanche)・伏黒 新二(Musica LocoMundo)・大島 忠智(balanca nova discos)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・高橋 稔
[Live]Zamba Ben
[Guest DJ]DJ Malandro

[at] 鎌倉 cafe vivement dimanch
[info]0467.23.9952
※18:00-22:30の開催です。



ディモンシュではなんと1年半ぶり。
7月15日(水)
こちらはチン・マイア(ブラジリアン・ソウル・マスター)祭り!
7/28 Tue.
Terca
Minoru Takahashi Presents Tim Maia Night
[DJ's]高橋 稔・堀内 隆志(cafe vivement dimanche)・伏黒 新二(Musica LocoMundo)・大島 忠智(balanca nova discos)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)
[Live]Zamba Ben
[at] 新宿 OTO
[info]03.5723.8264
※18:00-23:00の開催です。


普段はサポートに徹してくれている高橋くんがこの日は主役!
7月16日(木)
Summer Dawn
早起きすると、どきどきするくらいに鮮やかな朝焼け。

夏の空気、よいですね。

マンション一階の軒先で子育てに奮闘するツバメのつがいがしばし旋回し、今日も子供たちのために音もなく発って行きました。



しなやかな大気の流れがうみ出す芸術的なグラデーション。きれい。
7月17日(金)
「impro」と「The Beach」、そして「The Party」。
8月28日開催のムジカノッサ:クラブ・ジャズ・ミーティング・スペシャル “インプロ VS ジャザランド”のフライヤーの制作に取りかかっています。デザイナーの健太郎くんと相談の後、ゲストである松浦さんにお願いをして「impro」のロゴ・データをいただきました。

昨年のジャイルス・ピーターソンを迎えての開催からしばらく時間があいているので、僕としては少し流れを煽るようなイメージで企画してみました。とことんヒップなパーティーを目指してみます。

夜は松浦さんとChari Chariこと井上薫さんがプレイする、渋谷ミクロコスモスでの「The Beach」へ。ラウンジとは言ってもお店のサウンドシステムは予想以上のクオリティーで、FPM田中さん&須永辰緒さんとの「The Party」へ向けてのイメージも湧いてきました。こちらもとても楽しみ!



もう少し斜めにデザインされたものの印象が強かったので、こうしてみるとよりシンプル。今回は“Toshio Matsuura's”に修正してレイアウトさせていただきます。

impro
松浦 俊夫が主催する移動式パーティー。ジャイルス・ピーターソン、トゥ・バンクス・オブ・フォー、SOIL&"PIMP"SESSIONS、ニコラ・コンテらを招聘し東京で行われた世界基準のクラブ・イヴェント。「サウンド&レコーディング・マガジン」の増刊誌である「GROOVE」(リットーミュージック)にて同名のコーナーも好評連載中。

7月18日(土)
僕の信条
オルガンバーでの「ルーティン・ジャズ」。

出番は3時過ぎからで、あらかじめイメージしていたものに近いピークを創ることができました。テーマは“立体的な選曲”という感じ。今夜現場にいて必要に思えたのは、BPMや繋ぎ云々に縛られることなく(もちろんそれも当たり前に大切なのですが)、このパーティーでより効果的に自身のスタイルを推し出す勇気。

“DJっぽいプレイ”をするのではなく、“DJとしてプレイ”すること。それこそが僕の信条なのです。



Neighbourの12インチで、B面の「Black & Forth」をチョイス。かなりブリブリのブレイクビーツ+ラップなのですが、どうしても空間にエッジを効かせたかったので敢えて行きました。
7月19日(日)
街で見かけた揚羽蝶は
花を終えた夏の紫陽花に留り、何を想うのでしょうか。



どれだけ近寄っても、不思議とそこから飛び立つことはなかったのです。
7月20日(月)
海の日サンバ
前回はゲストとして参加させていただいた、青山Cayでの「Samba-Nova」海の日開催に行ってきました。今回からはNRTとスパイラルとの共催とのこと。

やはり素敵な雰囲気のアフタヌーン・パーティー。そして今日に関して強いて申し上げるならば、ラストの盛り上がりがより早く訪れることを切望でしょうか。お客さんもDJも、さらにもっと楽しめるはずだから。

全面的に応援したいオトナのイヴェントなのです。



ちょいと光量不足ですが、ブースにて左から中原仁さん、スパイラル・レコーズの周平くん、NRT成田さん。仁さん、ピース(笑)。
7月21日(火)
フライヤー入稿しました!
「バーバラ・クルーガー的に」という配色についての提案を松浦さんからいただき、結果としてデザイン面でもコラボ!


8/28Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ:クラブ・ジャズ・ミーティング・スペシャル
“インプロ VS ジャザランド”

[DJ's]
松浦 俊夫(impro)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太・橋本 徹(SUBURBIA)・廣瀬 大輔(DMR)・小林 径(Routine Jazz )

[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00-5:00の開催です。

impro
松浦 俊夫が主催する移動式パーティー。ジャイルス・ピーターソン、トゥ・バンクス・オブ・フォー、SOIL&"PIMP"SESSIONS、ニコラ・コンテらを招聘し東京で行われた世界基準のクラブ・イヴェント。「サウンド&レコーディング・マガジン」の増刊誌である「GROOVE」(リットーミュージック)にて同名のコーナーも好評連載中。

松浦 俊夫
1990年にUnited Future Organization (U.F.O.)を結成。日本に於けるクラブ・カルチャー創世記の礎を築く。12年間で5枚のフル・アルバムを全世界32ケ国で発売、高い評価を得た。2002年の独立後も精力的に世界中のクラブやフェスティヴァルでDJを続ける。またJames Brown、Earth Wind&FireからAstor Piazzolla、Gotan Projectまで幅広いジャンルのアーティストのリミックスを手掛ける傍ら、ファッション・ブランド等のコンピレイションやブティックの音楽の監修も行っている。その世界を舞台に培われた感性とネットワークを駆使し、イベントのプロデュース、コンサルティングやGilles Peterson、Tomatoなど海外アーティストのエージェント業務等、その活動は各方面から注目を集めている。近作にAlfa Romeo 8CのイメージCD『Alfa Sound』、Blue Noteのコンピレイション『Sunday Blue』(EMI MUSIC JAPAN)などがある。
http://www.myspace.com/djtoshiomatsuura
7月22日(水)
日食&和風パスタ
世紀の天体ショーということで今日の日食を楽しみにしていたのですが、東京はあいにくの雨模様で大変に残念。

夜は元カフェ・アプレミディのカウンター・スタッフである井上くん、一ノ瀬くん、蒲くんの3人を自宅に招いてのお疲れさまの感謝会(ようやくです)。それぞれが持ち寄ってくれたビール、ワイン、焼酎を楽しく飲みながらゆっくりと簡単な料理をふるまいました。

梅肉を使った和風パスタがおもいのほか好評で、大量に麺をゆがいて皿にこれでもかと盛ったのにあっという間になくなってしまい、とても嬉しかった。

以前にも同じように書いた気もするけれど、出来ない店長でごめんなさいでした。一緒にカフェ・アプレミディを支えてくれて本当にありがとう。そして、これからもよろしく!



こちらは硫黄島の見事な様子。ツアーに出かけると言っていた(USEN仲間の)添田くん、ちゃんと観れたかな?
7月23日(木)
7月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の一
・SAHIB SHIHAB / SUMMER DAWN
・SAHIB SHIHAB / COMPANIONSHIP
・CLARKE = BOLAND SEXTET / MUSIC FOR THE SMALL HOURS

後にカデットとして発展する米アーゴからリリースされた、63年ドイツはケルン録音の名盤が奇跡のリイシュー! その内容の素晴らしさ、そして美しいジャケット・デザインと『SUMMER DAWN』なるノスタルジックなタイトルを与えられたこのレコードは、あらゆる世代のジャズ・ファンにとって長年の憧れのアイテム(ついにその封印が解かれたっていう感じです)。

ハンドクラップとジョー・ハリスの乾いたボンゴが導く“PLEASE DON'T LEAVE ME”のクールネスと印象的なテーマに、熱いものが込み上げないワケがありません。ブリージンなフルートでリードする“LILLEMOR”、そしてグルーヴィー・ワルツの“WALTZ FOR SETH”、さらには本領発揮の高速チューン“HERR FIXIT”と、当たり前に一切の駄曲はなし。

ほぼ同メンバーで制作された『COMPANIONSHIP』やクラーク=ボラン・セクステットの『MUSIC FOR THE SMALL HOURS』と共に、何としてもライブラリーに加えていただきたい一枚。2009年の“真夏の夜のジャズ”は、この作品と共にあります。



僕は“PLEASE DON'T LEAVE ME”を長らく英チャーリーからリリースされていたチェス&カデット音源のレアグルーヴ・コンピで聴いてました。オリジナルは高価で到底手が出なかったもので。長らく再発されていなかったのは、きっと権利問題がクリアされなかったからでしょう。これは快挙!
7月24日(金)
夏のダブルヘッダー Vol.1
カフェ・アプレミディで一時間ほどのUSENミーティングを経て、そのままの流れで『音楽のある風景』CDリリース記念パーティー。ミーティングでは選曲についてと、秋からのシフト・チェンジについてのお話。あらためて確認したのは、みんなでより“豊かな音楽”だけをかけていこうということです。

南青山に移動して、ファイでの「ジャズ・ルーム」へ。スナッチのライヴはやはり最高にグルーヴィー! ムジカノッサにもぜひゲストでお願いしたいところなのですが、偶数月と奇数月でイヴェントが裏表の関係にあることを考えると、何かとタイミングに悩むところ。

いやーしかし異なるパーティーのDJダブルヘッダーはなかなかに大変。持参できるレコードとCDの量には限りがあるので。そんな状況が2回もある8月の後半までに、セットのコンパクト化を少しでも進めなければ。



現在はベースレスのカルテットで、リーダーのフジサワさんが右手でオルガンを、左手でベースラインを巧みに操ります。
7月25日(土)
7月のCDリコメン@apres-midi.biz 其の二
・MICHAEL JACKSON / OFF THE WALL
・D'INFLUENCE / LONDON

6月26日の朝、目覚めるとTVで流れていたのはマイケル・ジャクソンの訃報でした。そしてその日の夜は「ムジカノッサ」で、追悼のために選曲したのは“ROCK WITH YOU”。しかしながらそれはマイケル自身のオリジナル・ヴァージョンではなく、D-インフルエンスが敬愛を込めてカヴァーした“完コピ”とも言えるヴァージョン(シングルのみでリリースされたこの楽曲は、10年以上僕のレコード・バッグに入り続け、あらゆるパーティーを共にしてきたのです。不器用ながら、普段通りであることがマイケルへの誠実な感謝の証しになるのかと)。

いま憶えば上京したての90年代後半当時、最も大好きなUKソウルのプロデューサー・チームであったD-インフルエンスがリリースした『LONDON』の源流を遡ることでようやく出会った79年リリースの『OFF THE WALL』というアルバムは、子供のころからTVで親しむことのできた『THRILLER』以降の彼の世界よりも、音楽的に僕の好みにずっとフィットするものでした。

“ROCK WITH YOU”を収録、プロデュースはクインシー・ジョーンズで、デ・ラ・ソウルのサンプリング・ソースともなった“I CAN'T HELP IT”はスティーヴィー・ワンダーの作品という事実。それは心地よい価値観の逆転の逆転(わかりにくい表現ですね)を味わった、初めての作品となったのです。

そして昨年DJとして参加することのできた「impro 4」で最も印象的だった瞬間が、ついに共演の夢叶った憧れのジャイルス・ピーターソンが明け方にプレイするマイケル・ジャクソンの“ROCK WITH YOU”だったことも大切な記憶。僕はやはりどうやっても“ロンドン”を経由することで、USのブラック・ミュージックとエンターテインメントを愛してやまないようなのです。



紙ジャケ&高音質リマスタリングでの限定盤!
7月26日(日)
鎌倉、夏の虫々
昼下がりに渋谷から湘南新宿ラインに乗り込み、一路「テルサ」が開催される鎌倉のカフェ・ディモンシュを目指します。ここ数日空いた時間に読んでいる有本葉子さん著の「有本葉子のごはん上手」を旅の友にゆられていると、北鎌倉駅のホームで列車のドアが開いた瞬間にふときこえたヒグラシの鳴き声に、夏の風情をしみじみと。

DJとしては、お客さんが徐々に入ってくる様子を伺いながらフロアを上げていった感じで、手応えは十分にありました。

皆さんへの挨拶もそこそこに慌てて飛び乗った終電で東京へ戻る車中、迷い込んでしまった緑色のカナブンを向かいの窓の桟に発見。そのまま見過ごすこともできず、渋谷ハチ公像横の植木に放してやると、羽を広げて元気に青山方面へ飛んで行きました。都会の少ない緑地に、無事辿り着いてくれますように。



有本葉子さん著の「有本葉子のごはん上手」。よくあるレシピ本ではなく、有本さんの素敵な料理ライフとその記憶を辿る一冊。書いてあることはとてもシンプルで、うんうんと頷けることばかり。楽しく読めますよ。
7月27日(月)
夏の日々のBGM
暑中見舞いのつもりで選曲してみました。湘南からジャマイカに思いを馳せ、西海岸、イビザ、そしてブラジルへの音楽旅行をご一緒に!

Summer Breeze 2009

・Jamaica Song / Booker T.
・Ventura Highway / Ida Sand
・Kiss Of Life / Nujabes with Giovanca & Benny Sings
・Beautiful Love / Myron & The Works
・Need For Something Else / Stee Downes
・Overjoyed(Club Ver.) / DJ Patife feat.Cleveland Watkiss
・Flowers(Instrumental) / Dudley Perkins
・A Tribute To Bobby / J.Rawls Presents The Liquid Crystal Project

・Coco / Joe Thomas
・The Highways of My Life / The Isley Brothers
・Work It Out / Breakwater
・Beautiful Love (Classic Club Mix) / Adeva
・Sunday Sun (Flutemental) / Calm
・Sabara(Gak Sato Remix) / Acoustic Dub Messengers
・Owari No Kisetsu / Rei Harakami
・Jamaica Song / Cubismo Grafico
・Acorda Que Eu Quero Ver / Nana Caymmi


アートワークも気分なナナ・カイミの『Nana Caymmi』。涙の名曲「Acorda Que Eu Quero Ver」と「Passarela」、そしてミルトン・ナシメントの「Ponta De Areia」、さらにはNujabesもイントロをサンプリングした「Tens(Calmaria)」から中島ノブユキさんがカヴァーしたヴィニシウス作の「Medo De Amar」へと繋がる、その全てがあまりにも素晴らしすぎるレコード。確実に一家に一枚クラスのマスト・アイテム! 何としても聴いてみて!
7月28日(火)
チン・マイアの夜
新宿OTOでの「テルサ」のチン・マイア祭り。一昨日でのディモンシュ開催から間もないながら、僕サイドの友人は割と来てくれて嬉しいかぎり。

「Gostava Tanto De Voce」や「Reu Confesso」などをメロウにプレイ。ブラジリアン・フリー・ソウルという目線から、大好きな楽曲なのです。何度聴いても胸が詰まります。

来月の逗子海岸ピレキーニョでのイヴェントでもぜひかけたいな。



毎度お世話になってるアナログのベスト盤。「Ate Que Enfim Encontrei Voce」もお薦め。今夜堀内さんもCDで手にしてましたよ。
7月29日(水)
経験と加減、ですね。
浜松町でのインターネット・ラジオ収録の3回目。何とかしゃべり慣れたいものですが、まだまだです(苦笑)。何事も経験、ですね。

夜は元カフェ・アプレミディのスタッフである蒲くんの家にお呼ばれし、梅が丘での音楽談義。それから、白いご飯がとてもふっくらと炊かれていたことも印象に残りました。大切なのは水の加減、ですね。



今日の収録での主役はFernando Forni。昨夜の「テルサ」でもプレイしましたが、メチャ好みのMPBです。「Pedra Limpa」はまるでジャミロクワイみたい!
7月30日(木)
To Jimi Tenor
ラファエル・チコレルやフリーチャ・カウフェルトのライナーノーツを書く際に、歌詞と英文の翻訳などでお世話になった和田真由子さんが、夕方に自宅を訪ねてきてくれました。

手には封を開けていない『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』が。なんでもこの夏向かうヨーロッパで、交友のあるジミ・テナーへ直接手渡してくださるのだとか。

サインをお願いされ、おずおずと書き入れたのですが、なんだか不思議な気分。あの世界的なアーティストが、このCDを手にしてくださるなんて......。



『ムジカノッサ3 シエンナ・ジャズ・ラウンジ』(インパートメント)、まだ未聴の方はぜひに。
7月31日(金)
Hotel H
南青山Faiでのイヴェント「Hotel H」に行ってみました。レジデントDJはなんとテイ・トウワさん。ゲストにはFPMの田中さんということもあって、店内は大混雑。

このイヴェントの趣旨は「"フロアをロックさせる"のではなく、"選曲の幅で聴かせる"プレイ」とのこと。定番のディスコ・クラシックを巧みに紡ぐテイさんの様子は超クール、そして田中さんは普段よりも遅めのBPMのブレイク・ビーツからフロアの温度をにじりと上げて行くスキルで唸らせます。「オレ等のミクロコスモスでのパーティーと同じコンセプトやな」と、僕に田中さんが。

8月21日開催の「The Party」へのヴィジョンは、かなり固まってきました。



ディー・ライトのメンバーとしての活動を経て94年にリリースされたテイさんの1st『Future Listening!』。90年代の音楽シーンを代表する、奇跡のアルバム。

あと、8月のスケジュールがようやく全体的に出そろったので、羅列しておきますね。「The Party」と同じ日の夕方には、井出靖さんとの「BAR DE LUNE」も開催です。ライヴはTica、DJにはなんとエゴラッピンの森さんも!

8/14 Fri.
KISS OF LIFE
[DJ's]橋本徹 (SUBURBIA)・青野賢一 (BEAMS RECORDS)・吉本宏・Takahiro Haraguchi・YUZURU・大場健志・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at] 渋谷CASE#00001
[info]03.5456.2522
※20:00-4:00の開催です。

8/15 Sat.
ROUTINE JAZZ
[DJ's]小林 径 (Routine Jazz)・大橋 直樹・楠本 伸哉・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・Routine Jazz Crew
[at] 渋谷 オルガンバー
[info]03.5489.5460
※21:00-5:00の開催です。

8/21 Fri.
BAR DE LUNE
[DJ's]井出 靖・DJ Nori・森 雅樹(EGO-WRAPPIN')・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Live]Tica・大西ツル・Nanase feat.島崎ひとみ
[at]駒沢 Cafe Nico
[info]03.3717.6677
※15:00-21:00の開催です。

8/21 Fri.
THE PARTY
[DJ's]田中知之 (Fantastic Plastic Machine)・須永辰緒 (Sunaga t Experience)・中村智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 microcosmos
[info]03.5784.5496
※24:00-5:00の開催です。

8/23 Sun.
「MELLOW BEATS, FRIENDS & LOVERS」 リリース記念パーティー
[DJ's]橋本徹 (SUBURBIA)・Nujabes・社長(SOIL&"PIMP"SESSIONS)・DJ MITSU THE BEATS・中村智昭(MUSICAANOSSA)
[Live]CALM・J.A.M (Piano Trio from SOIL&"PIMP"SESSIONS)
[at] 逗子海岸 OTODAMA
※14:00からの開催です。

8/23 Sun.
Terca
Shonan Summer Road 2009
[DJ's]堀内 隆志(cafe vivement dimanche)・伏黒 新二(Musica LocoMundo)・大島 忠智(IDEE Records)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)・高橋 稔
[Guest DJ's]中原 仁(J-wave SAUDE! SAUDADE...)・Willie Whopper(Aparecida)
[at] 逗子海岸 ピレキーニョ
※15:00-20:30の開催です。
※8月の新宿OTOでのパーティーはお休みとなります。

8/28Fri.
MUSICAANOSSA
ムジカノッサ:クラブ・ジャズ・ミーティング・スペシャル
“インプロ VS ジャザランド”
[DJ's]松浦 俊夫(impro)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)・高木 慶太・橋本 徹(SUBURBIA)・廣瀬 大輔(DMR)・小林 径(Routine Jazz )
[at] 南青山 fai
[info]03.3486.4910
※23:00-5:00の開催です。

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2009 06| |2009 08